2018年7月30日月曜日

フランスアルアル:「人生楽しんでるなぁ~」

フランスワールドカップ優勝からの、怒涛の引越しラストスパート。
本日これから飛行機に乗ります。
やっぱり最後は何事も火事場の何とかで乗り切らねばならないものですネ。
キツイです(笑)。

本日で一年間のフランス・リヨン生活も最後となります!
大雑把に振り返ると、子どもの送迎と給食のストライキにひたすらヤラレた一年間だったような気も・・・。大雑把過ぎますか。
そんな最後に確かに思ったことは、「フランス人、人生謳歌してるなぁ」と言う事でした。

17時くらいになるともうすでにハッピーアワー中のバーは、仕事帰りと思しき人たちであふれ出します。
夏の夕方、カラッとした空気の中、外で飲む一杯のビールは最高でありましょう。
こんな一杯のためなら、もう15時あたりからは働く気も失せるかもしれません(笑)。

ガッチリ取るバカンス。
一年前フランスに来たときは、あまりに物事が進まず本当にイライラしましたが、一年経って慣れてしまえば、夏に働かないのは当たり前。だってバカンスですもの(笑)って普通に思えるようになりました。

日本では恒例、お母さん達の間での「今晩何食べる~?」的な話題もこちらではあまりしませんでした。
ナゼならば平日の多くのフランス家庭の晩ごはんは、なかなかに質素だから!
今回いろいろな人にリサーチした結果、バゲットにハムとチーズだけ、な感じの晩ごはんが多かったことに驚いたものです!
バゲットとゆで卵、バゲットとサラダ、ちょっと寒くなってきたらバゲットと野菜のポタージュなどなど。
その代わり週末はたくさんお料理していろいろ食べるそうです。

私も今年はコレを(嬉々として)実践してみましたが、そうするとやっぱり時間がたくさんできるんですよね~。
子どもたちの宿題にも余裕のココロで寄り添えましたし、学校の話もゆっくり聞けたような気がします。

以前、土井善春さんの「一汁一菜でよいという提案」と言うステキな本を読みました。この本の中でも食事はハレとケに合わせて、普段は簡素なもので良いのではと言うお話でした。


思いますに、特に我々日本女性は「こうあるべき」と言う姿にまだまだいろいろ囚われているのかもしれません。
食卓には常に何品も並ばなくてはいけない、とか(笑)。
もちろんそうすることで、家族がより健康に過ごせることに繋がるのかもしれません。そもそもお料理が好き!って方もたくさんいらっしゃるでしょうし。
しかーし、そのことをストレス に感じることもまた多くの瞬間にあると思うのです。

そうしたら、私達は罪悪感を感じることなく、あー今日はいいや、って思えるようになりたいなぁと、バカンス楽しんでるフランス人見てて思いました。


・・・なんだかご飯作るのやめよう!って言ってるみたいになってきましたが(笑)、決してそうではなくてハッピーアワーにカッとビール!みたいに軽やかに息抜きしたい、ってことですね。

(お友だちのY子ちゃん撮影)

最後に、ワールドカップフランス優勝翌日の、パリのメトロ、シャルルドゴールエトワール駅です。仕事早っ。
優勝わかる前からきっと準備してたんでしょうね~(笑)。
普段の仕事はどうしようもなく遅いのに、こんなことだけは仕事早いフランス人。
こういうところが「人生楽しんでるなぁ」って思わせるところでしょうか。
我々も負けずにエンジョイしましょう♪

それではでは。一年間お付き合いありがとうございました。
帰国しても何か思い出して書くかもしれません。
そのときはまたよろしくお願いします。


2018年7月21日土曜日

夏本番:フランス機能停止中・・・

7月第一週で学校も終了。
夏の大バカンスに突入しております。

我が家も速攻でフランス滞在中最後の旅と称しバスク地方訪問、その後ワタクシ1人が大学時代の旧友たちとの交友を深めに グルノーブルの山奥へ雑魚寝(年齢的ニモウキツイ)一泊の旅、そして最後のルーヴル詣でをバッタバタと終了し、引越し準備に取り掛かっております。

夏のバカンス開始。
それはフランスの機能停止を意味します(笑)。
フランス人が全員一斉にバカンスを取るわけではないのでしょうが、入れ代わり立ち代わり8月末まで誰かが最低でも2週間の休みを取るわけですから、いろいろ回らなくなってくるのは当然なのかもしれません・・・。

普段行ってるスーパーの棚は、常にどこかがスッカスカです。物流がバカンスのせいで絶対に滞ってるハズ。
郵便局も、まぁここは常に長蛇の列なんですが、複数ある窓口が1つしか開かなくなる。
向かいのアパートから住人の気配が消える。長期バカンス開始で、山の家にでも避難したのかとにかく誰もいません。
ムスメがこちらでピアノを習っていたのですが、そのレッスンも6月末まで。レッスン再開は9月です。

ちょうど1年前の8月にこちらに来たときは、日本と比べあまりの不便さを嘆き、ストレスに感じたものですが、もうそれにもすっかり慣れました(笑)。
ナニがあってももう「バカンス中だから仕方がない」と思えます。
更にはやっぱり日本人は働き過ぎなのでは?とも思うようになりました。
次回のブログはこのあたりをもう少し語りたいです。引越し作業が順調ならば・・・。


上はファンデーション売り場の写真。
人種もさまざま、肌の色もさまざま、と言う訳でこんなに色のバリエーションがあります。
前回、ワンサイズ小さい洋服をオススメされると書きましたが、ファンデーションも日本より一段濃い色を勧められます!
白いファンデーションだと、色白を褒められるよりも元気がない感じがすると言われました(笑)。

 お国変わればその②な出来事でした。


2018年6月27日水曜日

フランスマダムファッション②

フランスもいよいよ年度末!
先週もハードな給食ストライキがあり、母はヒーヒーでした・・・。
本日から8月の始めまで、soldes バーゲンも 始まります!夏です!

今日は、シリーズ化(?)するとは思わなかったファッションネタその②です。

冬の初めに書いたファッションネタにも書いたんですが、
こちらの女性はほぼ9割、スキニージーンズを履いてます!
決して大げさではなく、もうホントに老いも若きも、細くても太くても(笑)、とにかくスキニー!
証拠写真です。・・・隠し撮りなのでちょっと何だか良くわからないかもしれませんが・・・。

証拠写真①  

証拠写真②

どうでしょう?!(笑)
ボーイフレンドジーンズなんて履いてる人は、あまり見かけません。

お店で洋服を試着して店員さんにアドバイスを求めたりすると、私の場合は決まってもうワンサイズ小さいものをおすすめされます。
妙齢女子の悲しさなのか、きっと体の線を隠すようなものを無意識に選んでいるのでしょう・・・。
そこに喝を入れるかの様に、線が浮き彫りになるワンサイズ下をすすめるフランス人。

その方がシュッと見えるのかもしれません。
あるいはセクシー路線?(笑)
しかし、彼らはたとえ太くとも何だかんだで足が長いので、格好がつくんですが、ワタクシですとそれほど細くもない上に短いので、なんだか江戸時代の飛脚が履いてる股引になってる気がしなくもなく・・・。アジアの悲劇(?)。

それにしても、見ているとフランス人女性はいろんなものに手を出さない感じがします。
メディアにあまり影響されないのか、一丸となって流行を追うってこともないですし。
以前「フランス人は服を10着しか持たない」って本が流行りましたよね。
あれは多分、例えて言うと「スキニー」と言うスタイルが定着しているので、多少の色のバリエーションを持つだけで事足りるから10着に収まるってことなんだと思います。
「ボーイフレンド」とか「フレアスカート」には手を出さないと言うか。

特にこちらの人は髪や目の色も人によって違いますし、人種の混ざり具合によって体型も結構違いますから、自分のスタイルも逆に自ずと決まってきてしまうのかもしれません。

私ももういい年ですから、今後は「ボヘミアン」とか「峰不二子風」とかとはもう脳内妄想だけにしておこう、と思ったスキニージーンズにまつわる話でした。


2018年6月12日火曜日

フランスアルアル:「信号~渡るタイミングがつかめない」

・・・安藤優子さんのブログ状態(=更新は月一回)になってきてしまってますが、私は元気にやってます。
6月の声を聞き、帰国もなんだか近くに見えるような気になってきて、何かしないと!と焦ってはみるものの、相変わらずの給食ストライキにやられる日々を過ごしております。

本日のフランスアルアルシリーズは「信号」。
副題は「渡るタイミングがつかめない」です(笑)。

フランスは日本に比べて、歩行者、自転車、自動車共に基本的に交通マナーが悪いデス。
歩行者優先であるはずの横断歩道でも、スゴイ勢いで車が突進してくることもザラにありますし、ウィンカー出してない車も多いし、事前に車線変更せずに思い立ったかのように左折したり右折したりするので、大混乱+クラクションの嵐も良く見る光景です。
自転車も結構なスピードでビュンビュン走ってますしね。

だからなのか、歩行者は自分の身は自分で守る、信号だって信用できない!のココロでガンガン信号無視します(笑)。
しかーし、最近思ったことがもう1つ。
この信号無視率の高さは、もしかしたら信号が青から赤に変わってからのこの間の悪さにあるのではないかとの考えに至ったのです。

ちょっと頑張って撮ったムービーを見てみてください↓。


開始5秒後くらいに赤に変わるんですが、そこからずーっと車が走ってこないのがわかりますでしょうか。
スケボーで華麗に信号無視して渡る人もナイス!な感じで写っています。
信号無視しなれてる感じがしませんかこの方(笑)。
最後に車が画面を横切るのですが、なんとココまでほぼ30秒!車側の信号も変わらず赤のままなのです!
つまり、約30秒間交差点にある4つの信号が全部赤になってるのです。

なんというか、何もせず立っていると30秒は結構長いんですよね・・・。

「まだ車来ない・・・、アレオカシイ、まだ車来ない・・・なんだかコレって渡ってしまっても良かったのではないか?実際後ろから来る人はとまどいもせず、赤でもドンドン渡ってるし・・・、ヨシ!私も渡ろう!あ、車来た!負けた! 」

みたいな脳内独り言を何度となく繰り返し、私も今では立派な信号無視ウォーカー(笑)。
さすがに子連れのときは私もフランス人も信号を遵守いたします。
が、ほとんどの人がルールを守ってないので、ついうっかり子どもの手を引いて私もフランス人も信号無視してしまうこともありますついうっかり。

日本の信号のように、黄色があったり青が点滅したりして、もうすぐ動き出せますよ~って教えてもらえるのは、いいことなのかもしれません。
路上ウォーキングのリズムが整えられて。
歩く~止まる~ハイッまた歩く~!的な。
あんまり考えたことなかったですけど。

日本に帰ったら、みんな赤でも渡らないの見て感動するかもしれません。
微妙な長さの信号の話でした。

2018年5月20日日曜日

地下鉄の時刻表

今年2018年フランスは、1968年5月革命以来の大ストライキ年になっています。
意図した訳ではないのでしょうが、フランス国鉄、病院、大学などなど、多数の団体が一気にストライキを決行し、なんだかもうエブリデイストライキなことになってます・・・。

特にフランス国鉄sncfは一大ストライキに突入していて、4月から始まりなんと!6月までの3ヶ月間続きます。
しかも、日本のように夜中に何本か運行を間引きどころの可愛らしいものではなく(笑)、国鉄利用者に大きな影響が出るレベルでの敢行。
ニュースでストに巻き込まれた人のインタビューが流れました。怒ってる人もいましたが、鷹揚に受け止めている人も多かったのが興味深かったです。
自分たちも自分の職場のストライキがあるからでしょうか、お互い頑張ろう!的な(笑)ことなのでしょうか。
こうやってストライキ文化が根付いて来たのかもしれません。

しかし!以前も書きましたが私にとってこのストライキは、=子供たちの給食がなくなることでもあります!
5月は特に休日も多く、かつ給食がなくて帰ってくる日も多いので、もう、もうもうもう!(笑)

ちなみにフランス国鉄のストライキは、2日間スト、3日間間引き運転を繰り返していて、そのカレンダーもネット上で確認することが出来ます(「カレンダー」をクリックしてみてください)。参考までに!

今日は、スト、間引き運転にちなんで、以前から思っていた公共交通機関の運行時間について少し。


たとえば「9h00」のところを見ると、「4-5min」ってなってます。
9時台はだいたい4, 5分間隔で地下鉄が運行しているということです。

ただ、本数が少ない時間帯になると、23:15 の様な表示になります。


日本ですと、9:12、9:16のように具体的に書いてあることが多いですよね。
思いますに、具体的な時間を書いてしまうことで、自らの首を絞めてしまっているのではないでしょうか(笑)。
11分に来るってなってるから、1分来ないと「あ、遅れてる」って印象がどうしても強くなってしまいますが、表示されないとあまり気になりません(笑)。

(lyon plusのサイトから借用)

この電光掲示板に何分後に次の地下鉄が到着、というように表示されます。
これは日本でもよくありますよね。

以前、日本の電車が定刻より20秒早く出発してしまったことで、謝罪をするということがありました。これは海外でも話題になったようで、こちらフランスでも友人が話のネタとして持ち出してきたことがあります。
普段から頻繁に地下鉄が止まったり、 ストライキでどんどん間引きされたりする国の国民からすると、「20秒早く出発したことへの謝罪」は理解不能なのかもしれません(笑)。

日本ももう少し振り幅?誤差の範囲?が、フランスほどではなくとも、大らかな国になれると、ストレスの少ない社会になれるのではないでしょうか。
地下鉄の運行表から読み取る社会学的考察でした(笑)。

2018年4月30日月曜日

フランス野菜ネタ

・・・ニュースキャスターの安藤優子さんはブログの更新が月1回だそうです・・・。
だからナニ?と言う突込みが聞こえてきそうですが、皆さまお久しぶりでございます・・・。

前回、春は遠いまだ寒いと書きましたが、こちらリヨンは先週初夏になり(最高気温28℃とか)今週春にまだ遠い感じのする気温に戻りました。もうジェットコースターです(笑)。
我々の帰国もあとちょうど丸3ヶ月後。
1年は本当にあっという間ですね。
と言う訳でラストスパート、ブログの更新もガンバリます!ホントに!

本日はこちらに来るたびに、日本との違いを痛感させる野菜の紹介です。

①ほうれん草 des épinards


こんな風に、バラバラの状態で売られていて、マルシェなどではグラムでもお願い出来ますが、「2つかみお願いします」とかそんな感じで買います。
日本のほうれん草よりしっかりしていて、食べる前に葉脈をこそげ取る感じで取り除きます。


泥もしっかり付いているので、それもしっかり洗い落とさないといけません。
日本のほうれん草ってどうしてあんなにキレイな状態で売ってるのか、と考え込まずにはいられない掴み売り。
ワイルドでいい感じです(笑)

②キャベツ le chou
私は日本の春キャベツが好きで、この時期には無いレシピを総動員して良く食べてます。巻きのゆるい、フワッとして甘い食感が好きなのです。
しかーし、フランスのキャベツはどういう訳か、人を殴り殺せそうな(失礼)硬さなのです・・・。

 
ボーリングのボールみたいだと思いませんか!?
しかも重いのです!多分この中身のせいだと思われます↓。


隙間の皆無な巻き具合。

カボチャばりに包丁が通りません。
子供たちがたまにお好み焼きを食べたがるので、仕方なくせん切りにしますがあまりそういった調理法には向いていないように思います。
やはりポトフなどの煮込み料理にするとより美味しく感じるので、適材適所といったところなのでありましょう。

以上、日本でもお馴染み、しかしなんだか全然違う野菜2種でした。


2018年3月20日火曜日

オススメアニメ@フランス

週末からこっち、なんだかスゴイ寒いです・・・。
昨晩は氷点下になった模様。
春はまだ遠い・・・。

本日はこちらに来てから子どもたちと一緒に見ているフランスアニメを紹介します!
我々大人にとってもフランス語の勉強にちょうどいいです(笑)。

ペッパピッグ Peppa Pig
もともとはイギリスのアニメみたいですね。
去年の10月から日本でも放送が開始されたらしいです。
ブタさんキャラクターたちが主役なんですが、セリフのあとに毎回「ンガッ」的なブタの鳴き声が入るんですよね。個人的にソレが好きで一緒に見てます(笑)。


②チュッピー T'choupi
これも子供向けアニメです。フランスの幼稚園に通っているチュッピーが主人公です。・・・多分ペンギンだと思うんですが・・・。
違う!いま調べたらモグラ la taupeだった!
えー!もう何年もずっとペンギンだと思ってた!
周りの人にもペンギンだって言いふらしてた!
という訳で、モグラのキャラクターです(笑)。


③ロバのトロトロ L'âne Trotro
これは間違いなくロバ âne です。
4歳くらいまでの子供向けのアニメなんですが、コレは可愛いです♪
あー、子どもは確かにこんなことをする、と見ていて妙に納得することが多く、我が家の子どもたちも楽しんで見てます。
特にトロトロのいたずらシーンは一緒にスゴイ笑っているので、洋の東西を問わず共感できるのでしょう。トムとジェリー然り。


④むかしむかし・・・、Il était une fois...
これはもう少し大きい子向けのアニメです。小学生くらい向けなのか。
ここでご紹介するのは、歴史アニメなんですが、同じシリーズで人体の不思議アニメもあります。
フランス語のレベルもちょっと上がるのですが、ねっちりと歴史をやってくれるので勉強になります(`・ω・´)。


どれもオススメアニメです!
ゼヒ見てみてください!

こうして見ると面白いのが、フランスの子ども向けアニメには戦闘モノがありません。
日々のちょっとした出来事が面白可愛く描かれています。
(あとどのアニメのお母さんも怒ると結構コワイのが個人的に好きです/笑)

思えば日本の子ども向け番組は、戦うモノが多いかもしれませんね。
水戸黄門以来の勧善懲悪モノの伝統なのか。
アンパンマンでさえ戦っています。
悪いことすると懲らしめられるよ、と言う道徳的なオチが必要だからなのか。
でもバイキンマンはたまに、悪くもないのにアンパンチされてるときもある。
戦いナシで悪いモノにももう少し寛容、な日本アニメを期待してみます。


フランスアルアル:「人生楽しんでるなぁ~」

フランスワールドカップ優勝からの、怒涛の引越しラストスパート。 本日これから飛行機に乗ります。 やっぱり最後は何事も火事場の何とかで乗り切らねばならないものですネ。 キツイです(笑)。 本日で一年間のフランス・リヨン生活も最後となります! 大雑把に振り返ると、子どもの...