2017年9月28日木曜日

フランスの小学校②

すぐ更新。
4日経ちましたがソレは私にとっては「すぐ」の範疇!
続きデス。

あ、その前に。数字に強い主人が、前回の冒頭ユニクロ9月オープンの写真を見ていてのたまわれたのですが、「9月29日オープンって日にちも書いてるじゃないの」。
本当だ!! Σ(ノ°▽°)ノ
と言うか明日だ!
・・・私には数字は見えないのデス・・・目に入ってこないのデス・・・。

気を取り直しましてフランスの小学校話。
9月4日月曜日スタートだったんですが、校長先生との面接が8月30日だったのは前回お話したとおり。ちなみにこちらの新学期スタートのことは rentrée ラントレ と言います。
この面接のときに、新学期が始まるまでに準備しておいて欲しいもののリストをもらいました。
こんなの↓


日本の小学校のように、クラスへ行くと机の上にすべて用意されているわけではなく、のり、ハサミ、色鉛筆、そんなものまで全部自分たちで購入しなくてはなりません。
このrentrée前後は、このリストの書かれた紙を持った親と子どもが、文房具売り場の前でごった返しているのを、フランスのニュースでも取り上げますし、私も遠目によく見ていたものですが、まさか自分が実際その中に入ってヒーヒー言いながら買い物をすることになるとは、思ってもいませんでした・・・。スゴイ熱気だった・・・(笑)。

大急ぎで一式揃え、いよいよ迎える新学期。
両親がスーツや着物を着て、子どもも一張羅に身を包み入学式に挑む日本とは大きく違い、予想はしてましたが非常に、ものすごくあっさりしたスタートでした(笑)。


↑こんな感じでもうホントに初日から通常稼動。親も子もぜんぜん普段着(笑)。

朝は8時20分から30分の間に登校します。
面白いのが、日本のように各自教室に直行するのではないのだそうです。
中庭のようなところで時間まで遊び、8時半になたったら先生が笛をピッピッピと3回鳴らすので(ムスコ談)、そうしたら各担任の先生のところへ集合し、そこからみんなで教室へ移動するらしいです。 ちなみにいわゆるチャイムは鳴らないそうです。

フランスは休み時間のたびに、先生が子どもたちを全員外へ出し、教室に鍵をかけてしまうのだそうです!天気の悪い日も外にいるみたいなんですよねー・・・。大丈夫なのかなぁ。

話を元に戻しますと、この初日だけは保護者も中庭まで入り、緊張気味の新入生と一緒にいることができました。でもそれも先生と子どもが教室に移動するまでの間だけです。
フランスでは、学校へ部外者が入ることは大分厳しく規制されているそうです。
普段は送っていった子どもと、学校の門の前で別れます。
もうこの日は、我が家の子どもたち、本当にドナドナの歌の歌詞のままに、可哀想な子牛が悲しそうな瞳で先生に連れて行かれる感じでした(笑)。

初日から給食もあり、1年生でも下校時間は16時半!
日本の1年生、最初の1週間くらいは給食ナシで下校になりますよね。
1年生にも優しくない国フランス(笑)。

フランスは基本的に小学生は1人で登下校できません。
なので大人の送り迎えが必須です。
帰りは16時20分から30分の間に、先生に連れられてクラスごとに玄関から出てきます。
玄関前は迎えの保護者と下校の子どもたちでいっぱいになります!


どうでしょう。
日本の小学校とちょこちょこ違いがあって面白いですよね。
教科書もこれまた面白いのでまた次回お見せしたいと思います( ・ω・)ノ


2017年9月24日日曜日

フランスの小学校①

常に何某かの不運に見舞われておりますが、なんとか生活が整ってきました。
この不運、フランスにいる間中きっと付きまとわれるんだろうと覚悟してます・・・。
サランラップも順調。
ユニクロもついに、オープン予定をautomne 秋ではなく septembre 9月と期限を決めてきました。・・・9月もう終わるよ・・・(笑)。


最近のワタクシの心配事でした(笑)↑

今日はフランスの小学校について!
我が家の子どもたち、毎日頑張って通ってます。最初の1週間は毎日学校に行きたくないと言い本当に泣いてたんですが、3週間目になって行きたくないとは言わなくなりました!
この調子で順調に慣れていってくれると嬉しいです・・・。

こちらの新学期スタートは9月4日だったんですが、 ホントにギリギリまで学校が決まらず、大丈夫なのであろうかと何度も思いました・・・。
予防接種事件(笑)は以前書きましたが、実はその後にも一悶着あったのです。

予防接種を終え、今度こそは!と市役所へ向かいました。
登録はさっさと終わったのですが、今度の問題は!ご近所の小学校がどこも定員一杯なこと!
しかーも、我が家の子どもたちはフランス語が出来ないので、 フランス語の話せない子 allophone のためのクラスが併設されている学校でなければならず・・・。
歩いて10分もかからないくらいの所にそのクラスのある小学校があるのですが、フランス語を話せない移民や難民の子がもう以前から登録していたらしく、空きがないとのこと・・・ガビョーンΣ( ̄□ ̄;)

最初に登録させられたのは、我が家から片道徒歩30分ほどもかかる(!)同じ区の小学校でした。子どもの足だと40分はかかりそうです・・・。公共の交通機関では行きづらいところにあり、コレはない!ありえない!と憤るワタクシ。
フランスは送り迎えが必須ですので、親にとってもそんな往復で1時間もかかるような場所では日々の業務に支障を来たします。
絶対にしつこく!粘り強く!交渉すれば、近所の小学校にねじ込んでもらえるハズである!と主人に言い含め、再度市役所へ足を運び、交渉をすることにしました(主人が/笑)。

フランスは本当にゴネた者勝ちです。言われて納得の行かないことを、そうですかと諾々と了承してはならないのです(笑)。
結果、近所の小学校は本当に無理だったらしく、主人の職場のすぐ近くの小学校に 入れてもらうことが出来ました!
métro 地下鉄を使わねばなりませんが、door to door で20分ほどで行き来できます。許容範囲内です。
交渉に挑んで良かった!(主人が/笑)

住んでいる区を越えての越境入学・編入になりました。ちなみに最終的に通学する小学校が決まったのが8月29日。
校長先生と面談をしなくてはならず、それに行ったのが30日。
学校が始まるのは9月4日。

なんとかなるものである、と感慨深く思ったのでありました。

小学校のことを書きたかったのですが、「本日の不運その②」的な内容になってしまいました・・・。
ホントに小学校のことはまたすぐ書きます!すぐ!(笑)


↑小学校デス

2017年9月13日水曜日

フランスアルアル:「サランラップ」

Bonjour  à tous !皆さまこんにちは!
無事インターネットが開通して、もう日々ヨロコビの涙に噎せ返っております。

口座もある。ネットもある。アパートもある(でも秋冬服がまだ日本から届いてなくて寒い・・・)。
そして衣食住足りて、フと気づいたこと。
今までこのブログでもさんざんブーブー(`ε´)言っていた、フランス何事も1回で済まない件ですが、これって「あー、良くある良くある」で昔は片付けてたなぁと思い出したのです。

昔はこのチンタラした部分も、時間がゆっくり過ぎてるってことでイイんじゃないか、くらいに構えていたはず。日本は何事も細かすぎる、などとも思っていた若き日のワタクシ(笑)。
食事にかける時間が異様に長いとか、レジはいっつも並んでるとか、多分そんなのとも共通する部分なのでしょう。

しかーし、私はもう若くない(笑)。
何より、このチンタラ加減を許さない存在が常に、常に側に引っ付いているのです。その名は「子ども」(笑)。 
今回は、時間がゆっくりしててイイんじゃないって悠長に思えなくなった案件を披露したいと思います。

長々書きましたが(笑)、お題は「サランラップ」です。
フランスのサランラップは低品質です(笑)。本当に1回で切れない。

サランラップが1回でピッと切れない→ハサミ(!)を使う→繰り返す→子どもが「まだぁ?」って言い出す→私がイライラし出す、のループがキッチンで生まれます。
サランラップだけじゃなくて、他にもいろいろこのテのエンドレスがあるんですが、本日は「サランラップ」で行きます。

フランスのサランラップ↓


私がこちらで学生だった頃も、笑えるくらいに使いづらかったのですが、14, 5年経っても品質の向上は見受けられません(笑)。
はがしづらいし、1回でピッと切れないのです。
何が悪いのだろう・・・。刃が悪いのか、本体の質がそもそも悪いのか。両方のような気もしますが・・・。ラップ本体が、日本のようにパリッとしてないんですよね。フニャ~としていて出したそばからくっ付いていくんです・・・。

とにかく切れないので(切れないって言うかもう破り取る感じ・・・)、ギーギー言いながら何度も使っているうちに箱が壊れ、刃もヨレヨレになって取れてしまいました(怒)。


余ったお料理にラップをかけようとしても、ハサミまで出動させて切らねばなりませんので、どうしてもモタつきます。そうすると「ママ、まだー?」と言われます。
子どもたちがラップでおにぎりを作ると言うので、アシスタントとして側でラップを切ります。ハサミで切ってるうちに、ラップ同士がくっ付いてしまいゴチャゴチャになります。そうしますとまたしても「ママ、まだー?!」と言われます(`ε´)。

快適な生活のためには、このテの小さなストレスは早めに摘み取らねばなりません。 
そして本日私はスゴイものを見つけました!それは!


そうです!ニッポン代表「無印良品」!(※ユニクロ未だオープンならず2017年9月中旬)
飛び込んで購入したものは!↓


その名も「ラップケース」(笑)。
(註:隣に写っているのはハンドクリームでbiodermaと言うメーカーなんですが、大変いい感じなのでついでに宣伝してみます/笑) 

正直日本にいた頃、コレは台所用具や掃除道具の色や形をピシーっと揃えたい方が使うものだと思っておりました。
しかし、今回の私の使用目的はもうそんなオシャレなココロではありません。切実です(笑)。
ちなみに450円のラップケース、フランスでは6.5€で販売されておりました。約850円。
うーん・・・。快適な生活のためではありますが、高いのか安いのか・・・。もしかして数字に強い主人に「高いよ!」と責められる値段なのか・・・?

と購入時は思いましたが!これは安い買い物でした!スゴイですよコレ!
フランス低品質ラップが使いやすくなったんです!
こう、フニャ~な感じが、ビシッと!ガシッと!ピッと!(笑)
・・・まぁ元が元だけに、スーパーウルトラ生まれ変わったわけではないですけどね・・・。
でもスゴイー!無印良品スゴイー!と言うか日本の商品エライー!
やはりラップを切る刃の問題が大きいのでしょうか。刃物大国日本!

夜中に1人興奮中(笑)。
生まれ変わったフランスラップの報告でした。
・・・もしかしたら帰国後のお土産にコノ切れないサランラップを配るかもしれません・・・(笑)

2017年9月8日金曜日

パリで狩り(笑)

ネットがないから!ブログの更新もままなりません!(笑)
・・・ちょっと間が空いてしまいましたが、皆さまお元気にお過ごしでしょうか。

パリからリヨンに戻って来ました。
リヨンに戻ってきたその日はなんと37℃もあったんですが、今日なんて20℃しかありませんでした。もう寒い・・・。寒くなるの早い・・・。

そして!ご報告です!ポリオワクチン接種!→子どもたちの小学校も決まりました!

もちろん紆余曲折アリ!(笑)
口座もついに、つーいーにー開設!
しかしいまだnoネット生活続行中・・・。

最後の山がなかなか越えられないでおります・・・。

気を取り直しまして。

パリ滞在最後の日に行きました、子連れ成功美術館、それは!
ザ・ 「狩猟自然美術館 le Musee de la Chasse et de la Nature」!
この後に行ったルーヴル美術館より、我が家の子どもたちにはウケていました(笑)。
こちらは狩りにまつわる美術品を集めた美術館なのです。

私がパティスリーフルールさん@上越にて開いてますフランス講座で、どういう経緯か「狩り」の話になることが多々ありました(笑)。
フランスでは日本より多くの種類の肉(イノシシ、シカ、ウサギ等々)を食べる→狩猟をしてみたい、な感じの話の運びになることが多かったのですが、
最後には、鷹匠の話から狩猟免許取得の話まで、フランス語とはまったく関係のない話で盛り上がったこともしばしばでした。
そんな狩猟ガールの皆さま(笑)にもオススメの美術館なのです♪

この美術館はパリのマレ地区にありまして、「ゲネゴー館」と「モンジュラス館」の17世紀に建てられた2つの館を改装して作られた美術館です。


外観はこんな感じで、入り口も一見入りづらい感じがします。
個人的にはこの「え?ここって入れるんですか?」な感じの建物に入っていくのが快感と申しましょうか(笑)。
ルーヴル美術館もそうですが、以前は普通に貴族の住居であったり、王宮であったりした場所に入っていける興奮も、ヨーロッパの美術館訪問の際の楽しみの一つですよね。

今回の美術館の中は、「犬の間」「鹿の間」のように分けられ、その部屋のテーマごとの美術品と楽しい仕掛けを堪能できます!

たとえば、「鹿の間」は
このように鹿の剥製が出迎えてくれます。
迫力。
そして、



 こんな感じで「鹿の間」では、とにかく鹿に関する美術品とインテリアが私たちを迎えてくれます♪
古いものから現代美術まで、素敵にミックスされているところも、この美術館の魅力かもしれません。

それから楽しい仕掛けも忘れずに!
子どもが床に犬の足跡を発見したので、それを辿ると「犬の間」に着いたり、子どもと一緒に恐れず備え付けの望遠鏡を覗き、引き出しをオソルオソル引っ張りだしたりしてみると、「こんなところに!」な発見があったりと大人も子どもも一緒になって楽しめます!

時間もかかってしまうんですが、一つひとつの展示をじっくり見学すると、その部屋の動物とそれを取り巻く環境、私たちが狩猟と言う行為を通して、どんな風に動物と付き合ってきたのかが、楽しい驚きとともに知ることが出来ます。

その狩猟に使用した武器の歴史も忘れずカバー。サスガです(笑)。


よく見ると椅子の上に狐もいます↓。


いろいろ楽しい美術館だったので、言いたいことがパンパンになってしまいました(笑)。
以上、子どものためにぃ~、と言いながら大人も興奮してしまう素敵な美術館でした!


フランスアルアル:「人生楽しんでるなぁ~」

フランスワールドカップ優勝からの、怒涛の引越しラストスパート。 本日これから飛行機に乗ります。 やっぱり最後は何事も火事場の何とかで乗り切らねばならないものですネ。 キツイです(笑)。 本日で一年間のフランス・リヨン生活も最後となります! 大雑把に振り返ると、子どもの...