2017年10月31日火曜日

冬時間開始とワイン

10月29日の午前3:00に、夏時間が終了し1時間戻りました。
なので日本との時差は8時間になります。
パソコンもそのことをきちんと教えてくれるエライヤツです(笑)。


トゥッサンのバカンスも2週目に入りました。
もう本当に次のバカンスは、1週間どこかに行くか子どもたちに問答無用で何かさせようと、すでに強く!心に誓いました。

バカンス後半戦、行って参りましたのが、salon des vins des vignerons indépendants ブドウ栽培をしてる人による直接ワイン販売会(?)です!
10月26日から5日間開催されていまして、どんな感じなのかなぁと思いブラリと行ってきてみました。
入場料大人1人6€。試飲用ワイングラス付き。


受け付けを済ませたら、1人ずつワイングラスをもらって入場です。


実は、もっと小規模な展示会だと思ってたんですが、スペースがAからFまであってそこに100近いブドウ栽培・醸造の方たちがスペースを確保しているので、500近いブースがあったのではないかと思います。
来場してる人の数もスゴイ!


・・・ブース近くの写真がありませんでした。
500近いブースがあるんですが、どうも地方ごとに分けられている訳でもナシ、この個人ブドウ栽培者組織 vignerons indépendants のコンクールの結果(金・銀・銅)ごとでもナシ、とにかくドシャーっとブースがあるので、そこまでワインに詳しくない我々はどこに行っていいかも良くわからず、グラスを持ってただブラブラ(笑)。

・・・ブラブラしている間に、一緒に行った子どもたちはどんどん飽きてきます・・・(笑)。
何か、何か試さないと!とドンドン焦ってくるワタクシ。
出来れば気に入ったワインを見つけてゲットしたいと思ってましたので。

観光客らしき人もいれば、学生のような若い人たちもいます。
しかし、ブースで長々とワイン談義をし、何種類も試飲 dégustation している姿は通なその道の人にも見える。
ワインを、微妙な口元をしながら試した後は、足元にあるバケツにちゃんと残りを捨てている。
私の様に全部飲み干してはいません(笑)。

貧乏性なので、とりあえず有名地区(ボルドーのメドック地区とかシャンパーニュとか)にアタックしたかったのですが、ことごとく嫌がるのは数字に強い主人。ナゼ?(笑)
そのこだわりが良くわからぬまま、結局馴染みのあるコートデュローヌ côtes du Rhône 地方のワインを数本試飲(今度は飲み干さなかった/笑)。
1番美味しく思えたシャトーヌフデュパプ châteauneuf du Pape を 1本だけ購入して帰ってきました(子どもたちはもう限界・・・)。

我々はたったの1本ですが、5箱くらい購入されてガシガシ運んでらっしゃる方もいました!
寒くなってチーズの美味しい季節になってきました。
鍋と熱燗、ならぬ今年の冬はチーズとワインを楽しみたいと思います。


2017年10月28日土曜日

フランスの小学校③ バカンス事情

・・・ギックリ腰になりました・・・(´;ω;`)
やっと動けるようになりました。やっぱりエレベーター欲しいデス・・・。

そんな腰痛真っ只中、フランスの小学校は最初のバカンスへ突入。
なんと、なんと!フランスの小学校は夏の大バカンスも入れますと、年に5回バカンスがあります!水曜日も金曜日も半日で帰ってくるのに、更に!
信じられない!(笑)

まとめてみます ( ̄‥ ̄)=3 
・万聖節休暇 vacances de la toussain 10月後半←今ココ
・クリスマス休暇 vacances de Noël 12月後半
・冬休み vacaces d'hiver 2月後半
・春休み vacances de printemps 4月半ば
・夏休み vacances d'été 7月から8月一杯

学校の間のバカンスは各2週間あり、夏休みは2ヶ月あります。
大体7週間学校へ行くと、2週間お休み、なリズムですね。
ちなみに小・中・高と、このバカンススケジュールで動いているようです。
大学生や一般の人たちはクリスマス休暇と夏休みが、大きな休暇になります。 

と言うわけで、この万聖節休暇が始まり1週間が経ちましたが、ネタ切れ+腰痛も相まってツライのなんの(笑)。

この休暇中、子どもを預かる形でいろいろなアクティビティも提供されます。 
働いている家庭向けなのでしょうが(そしてほとんどの家庭は共働き!)、朝9時から夕方の5時くらいまで、昼食とおやつ付でスポーツが出来たり、馬に乗れたり、海沿いの地域ではヨットスクールなどもあるようです。
1週間参加出来たり、1日だけや半日など、家庭の事情に合わせて選べることも出来ます。

我が家の子どもたちも何かに参加させたかったのですが、フランス語がままならないことを理由に嫌がられ(チェッ・・・(・ε・`)、次のバカンスから、と言うことになりました。

かと言って家にずーっといる訳にもいきません。
比較的腰痛のマシな日に(笑)、数学とマジックの夕べに参加。



メビウスの輪を縦に切ったらどうなるかを実演して見せてくれたり、誕生日の日付を当てたりなど、数字にまつわる事柄をマジックショー仕立てで見せてくれて、個人的には大変興味深かったのですが、子どもたちには超不評(笑)。
フランス語の壁が厚く立ちはだかりました。
確かにちょっと子どもには難しいのかなぁと思うところもアリ・・・。

次にリヨンの水族館 acquarium de Lyon へレッツゴー!



バスに乗って頑張って来たのに、ここも子どもたちに不評・・・。
おまけに入館料が結構しまして、大人15€、子ども11€。高い・・・。
やはり内陸の水族館と言うことで、た、確かにイマイチ・・・。
ムスコの一言は「上越の水族館の方が面白い・・・」でした・・・(笑)。
世界の川や湾ごとに展示が分かれていたり、いろいろクイズがあったりしてなかなか頑張ってるとは思うんですが、まぁ確かにゴニョゴニョ(笑)。


そういえば、フランス人はあまり魚の名前を知りません。と思います(笑)。
気合の入った魚屋さんは別ですが、その辺のお店で売っているのは基本、サケ saumon とタラ morue とマグロ thon です。
日本のように成長の過程によって名前が違うなんて、想像もしないのではなかろうか・・・。

その代わりと言ってはなんですが、牛と一口に言っても、食用去勢済み雄牛 bœuf、乳牛用牝牛 vache、子牛 veau、去勢していない雄牛 taureau と呼び名は様々。
狩猟民族文化のかけらをこんなところに見つける思いです。

話はずれましたが、いろいろ連れまわしても子どもたちはさっぱり喜んでくれず、なんだなかぁとヤサグレていたのですが、腰も痛いし、
結局近所の川岸で、おやつ食べながら階段ジャンケンしてる時が一番楽しそうでした。
こんなものかもしれません・・・。





2017年10月20日金曜日

フランスマダムファッション

9月くらいからずっとこちらに書きたかったネタなのですが、
写真がなかなか用意できず、今日までひっぱりました。
フランスマダムファッション。
まずはコレを↓


・・・肖像権的にはアウトなのかしらむ・・・。
と疑問には感じつつも、この写真がないと話が進まないので進めます(笑)。

この中央のマダムご覧ください!
もうこのスタイル、ホントに鉄板、鉄板のコーディネートなんです!

サングラス
ストール
・薄手のダウン(doudoune ドゥドゥンヌ) or 革ジャン
細身のパンツかジーンズ
・ヒール低めのブーツかバレエシューズ
(註:キーワードは太字)

 これさえ身に着ければもう貴女もフランスマダムです(笑)。

シュッとして素敵なコーディネートですが、実用を追い求めるとこうなる気がします。
寒暖差の激しいヨーロッパにいますと、簡単に着脱できることが必須で、多分このマダムも上着の下は半袖か、もしかしたらノースリーブくらい着てらっしゃるかもしれません。
ちょっとした寒さ調節にストールもかかせません。
石畳をガツガツ歩くので、高いヒールの靴は疲れますし・・・。

基本的にこうした雰囲気の装いの方が多く、日本ほど今の流行が目に見えてわかる感じがしないのが面白いです。

しかし、そんな中、革ジャン率がオドロキの高さなのです!
もしかしたらコレこそ大流行中?(笑)
老若男女問わず絶対7割は革ジャン着てますよ!ホントです!

実は私も数年前から革ジャンを探していて、この機会にゲット!と勢い込んだのですが、今年の革ジャンは「ロック」なテイストの物が多いのでしょうか、低身長+平面な顔の私では着こなせないものが多く、ちょっと断念気味デス・・・。
でも革ジャン欲しい~。フランス人の仲間入りしたい~(笑)。

首元には結構大判のストールをぐるぐる巻いてる方が多いです。
そこにボリューム出るからか、下半身はすっきりさせてる方が多く、大体がスキニージーンズとかフィット気味のパンツです。

・・・ここでワタクシは個人的にとても悲しいキモチになるのです・・・。
私も細身のすっきりジーンズでも履いて、颯爽とリヨンの街を闊歩しよう!と思ったのですが、
実は日本から送った荷物がまだこちらに到着せず、夏物+αで乗り切っている途中なのです。
私が今年の夏用に持ってきたものは、日本で流行中のボーイフレンドジーンズ・・・。
そうです。あのダボッとした感じのです。

(ユニクロのサイトから借りました)
 このように、裾を折り返して履いていたからいい感じで流行に乗っていた(と本人は思っている) 訳でして、秋も深まり、寒さに耐えられず折り返していた裾をまっすぐに伸ばして履くことになってしまうと、それはもうただのオバサンシルエット・・・。
寒いときは絶対に足首は出せません(笑)。

上半身はなんとかなってるんですが、下半身がー!
バランスって大事なんですね。街を歩いていてウィンドウに写る自分を見るのがイヤ (笑)。
上半身は堂々としつつ、下半身をコソコソさせて歩いている人がいたらそれは私です。
早く荷物が届きますように・・・!

そういえば、某社で貿易事務もこなす友人Y嬢によりますと、船便はここ最近ソマリア沖に出没する海賊を避けて、スエズ運河を経由せず、南アフリカ周りでフランスに到着するとのこと・・・。
この話を聞いて大ショック。荷物は到着までもう少し時間がかかりそうです・・・。

思いついて、フランスマダムのファッションチェックの回でした♪

2017年10月15日日曜日

Fête de la science !

フと気づいたんですが、フランス全然ハロウィンの気配ないです(笑)。そういえば。

ただ今のフランスは、全国挙げての fête de la science 科学の祭典中です。
先週辺りから始まっていて、この週末がピークなのでしょうか、リヨンも大学や美術館など、いろいろなところでいろいろな催しが行われています。

青少年科学博物館的なところで行われている、子供向けの実験・体験コーナーのようなものが、老若男女向けに全国展開されいてる感じ、でしょうか・・・。
la science 科学、と言ってもでんじろう先生のような実験だけではなく、なんでしょう、こう、学問と名の付くすべてのものに関する好奇心の扉を開こう!みたいな(笑)。

良い例と思われるのが、本日行ってみたガロ・ロマン美術館 musée gallo-romain de Lyon です。
ここは、昔懐かしワタクシが若かりし大学生の頃、口答試験を受けたりした美術館なのですが、考古学美術館なのです。

科学、と言うと理系科目を思い浮かべがちな我々日本勢ですが、この様に歴史系学問も科学!立派にfête de la science の項目に名を連ねているのであります。

このガロ・ロマン美術館では、古代の科学と言うことでたくさんの催しをしてました!
ローマ時代の時計の仕組み、ギリシャ時代の水時計の紹介、ローマ時代の計算機(?)の遣い方などなど。中でも私の心をガッチリ掴んで放さなかったのが、グラディエイター gladiateur のデモンストレーションでした!


ジャジャーン♪
そうなんですよ~!ホントにグラディエイターが出てきてくれたんですよ~!

最初はこの前列にいるローマ兵士の格好をした方が、グラディエイターの歴史を説明してくださいました。子どもがたくさん見に来ていたので、子供用の簡単な説明なのかと思っていたら、結構容赦のない解説でした・・・。

グラディエイターと言えば、名作リドリー・スコット監督、ラッセル・クロウ主演「グラディエイター」がありますよね。いい映画だった!(笑)


私などはこの映画の影響もあり、ローマ貴族の娯楽として面白半分に奴隷同士を戦わせ、殺し合わせるものと思っておりましたが、それだけではないようです。

グラディエイターの歴史は、なんと600年に及び、その時代によってその性格も違っていたのだそうです。当初は日本の相撲のような宗教的な色合いが強く、次第にボクシングのようなスポーツとして競技が行われ始め、この映画の様に殺し合いの様相を呈してきたのは、グラディエイターの歴史の最後の方のことだったそうです。

この解説してくださった方が、映画などで広まった偏ったグラディエイターのイメージを訂正することも今回の催しの目的の一つとおっしゃってました。
そして訂正されたワタクシ(笑)。 目的達成です。

そんな説明の後には、審判役の方も登場し、お待ちかねの闘い。
ムスコ大喜び。かぶりつきで見てました。


ちょっとだけ映像も。 



どうですか?なかなか本格的ですよね!
あと思ったのが、ホントに当時こういう人いただろうなぁと言うことです(笑)。
ローマ兵の格好した方なんて、特に。
日本人が忍者の格好なぞをしていると外国の人は喜びますが、本当にこういう人いたんだろうなぁ!と言うヨロコビなのかもしれません、もしかしたら。

面白かったので他にも行きたかったのですが、子どもたちがもう帰りたいと合唱し始め(空腹+歩き疲れのため)、イヤイヤ帰路に着いた私でした・・・。





2017年10月9日月曜日

フランスアルアル:「ストライキ大国」

気づけば前回から10日も経ってる・・・!(ノ゚ο゚)ノ オオオオ
時間が経つの早い・・・。
このままでは日々に追われてあっという間に1年経って帰国してしまいそうです(笑)。

ちなみにユニクロ、宣言どおり9月29日にちゃんとオープンしました!
初日にカシミヤストール100本配るとのことで、開店前から長蛇の列が出来ていたり、店内で和太鼓演奏などがあったりと、なかなか華やかにオープンしたそうです。


リヨンでは絶対にユニクロを買わない!と誓ったにもかかわらず、先日寒さに耐えられずヒートテックを 買いに行ってしまいました・・・。
オープンから数日経っていましたが、店内人でごった返してました!
ユニクロ、フランスでもそこそこ人気あるのかなぁ。リヨンで20店舗目とのことでした。
あと、日本よりも値段が高めに設定されてる気がします。
もしかしたらzaraよりもちょっと高いかも?

さて、どこにいても時間の経つのは早いとは思いますが、ここフランスで私が特にそう思わされるのは、やはり何事も1回で済まず、無駄に時間がかかることや(この間もガス会社に電話したんですが、3回かけてやっと繋がりました・・・)、grève ストライキの多さのせいのような気がしてきました。 

以前フランスで暮らしていたときにちょこちょこ私の生活に関わってきたストライキは、公共の交通機関のストライキでした。
日本のストライキのように、夜間のバスを1, 2本間引くなどというやってるのかやってないのかわからないようなものではなく、1ヶ月間バスもトラムも全面運行停止、みたいな感じで決行されるのです! 
みんな自転車や、車を相乗りして通勤・通学したり、私なぞはトラムの線路沿いに延々大学まで歩いたりしました・・・。

今回私の生活をかき回しているストライキは、CGTと言うフランスで一番大きくて古い労働組合のストライキです・・・。
労働条件の改善を求めてのストなのでしょうが、何とこの軍団がストを始めると、学校の給食がなくなっちゃうんですよ!(笑)

もー、私もこんなの初めてでビックリしました。
9月に学校始まってすでに3回!
まだ1ヵ月しか経ってないのに3回ですよ!しかも3回目のときは先生たちも一緒にストライキで、なんとー!授業もないんですー!学校お休みですよ!

更に面白いのが、給食は完全にストップなんですが、 ストに参加する先生としない先生とで、通常通り授業のあるクラスとないクラスがあるんです!これまたビックリ。
ちなみに我が家はムスメの担任の先生はストに参加しないので、給食はありませんが授業は一日中普通にあります。
ムスコのクラスの先生はストに参加するので、彼は学校が休みと言うことになります。

なので私は学校が休みで常に退屈しているムスコの相手を一日しつつ、朝は主人がムスメを学校に連れて行きますが、お昼に彼女を学校まで迎えに行き、家に帰ってきてお昼を食べさせ、時間になったらまた学校へ送って行き、授業の終わる16時半になったらまたムスメを迎えに行く、と言う往復を繰り返さなければなりません・・・。

個人的にこの給食がないのがツライんです・・・(T_T)
これが私の一日の時間配分を、物凄く小刻みにしてしまうのです。 
午前中の授業は11時半に終わるので、11時には家を出て迎えに行かなくてはなりません。
そして13時半に午後が始まるのでそれまでにまた学校へ送り届ける。
帰りは16時半。
地下鉄での往復+玄関前での子どもたちが出てくるまでの待ち時間を入れますと、どうしても1時間は送り迎えにかかります・・・。
 なんてことはない様な気もしますが、一日を終えてみると「疲れたー!!」と思わず叫んでしまうような疲労感。 

働いている家庭とかどうしてるんだろう、と思って聞いてみると、
いわゆる児童クラブのようなものも存在しており、今回のようなストライキや、水曜日・金曜日の午後の授業のない時間も、子どもを預けることは出来るようです。
水曜日・金曜日の午後などは、クラブ活動のようなことも行われています。

ただ、そこはストライキ大国フランス。
水曜日はそもそもシフトを休日にしてあるお母さんや、給食のストなどにも職場の人は「そっか~、それは大変だね!」と鷹揚な反応なようで、2時間だけの時間休や午後は休み、と言う風にできるそうです。みんな慣れたもののよう。
あとお迎えにはお父さんも大勢来ています!


この辺りの鷹揚さは、日本も見習いたいところですよね・・・。
目指せ、育児のしやすい環境!といったところでしょうか。
ストライキは無理にしなくてもいいんですが(笑)。



フランスアルアル:「人生楽しんでるなぁ~」

フランスワールドカップ優勝からの、怒涛の引越しラストスパート。 本日これから飛行機に乗ります。 やっぱり最後は何事も火事場の何とかで乗り切らねばならないものですネ。 キツイです(笑)。 本日で一年間のフランス・リヨン生活も最後となります! 大雑把に振り返ると、子どもの...