意図した訳ではないのでしょうが、フランス国鉄、病院、大学などなど、多数の団体が一気にストライキを決行し、なんだかもうエブリデイストライキなことになってます・・・。
特にフランス国鉄sncfは一大ストライキに突入していて、4月から始まりなんと!6月までの3ヶ月間続きます。
しかも、日本のように夜中に何本か運行を間引きどころの可愛らしいものではなく(笑)、国鉄利用者に大きな影響が出るレベルでの敢行。
ニュースでストに巻き込まれた人のインタビューが流れました。怒ってる人もいましたが、鷹揚に受け止めている人も多かったのが興味深かったです。
自分たちも自分の職場のストライキがあるからでしょうか、お互い頑張ろう!的な(笑)ことなのでしょうか。
こうやってストライキ文化が根付いて来たのかもしれません。
しかし!以前も書きましたが私にとってこのストライキは、=子供たちの給食がなくなることでもあります!
5月は特に休日も多く、かつ給食がなくて帰ってくる日も多いので、もう、もうもうもう!(笑)
ちなみにフランス国鉄のストライキは、2日間スト、3日間間引き運転を繰り返していて、そのカレンダーもネット上で確認することが出来ます(「カレンダー」をクリックしてみてください)。参考までに!
今日は、スト、間引き運転にちなんで、以前から思っていた公共交通機関の運行時間について少し。
たとえば「9h00」のところを見ると、「4-5min」ってなってます。
9時台はだいたい4, 5分間隔で地下鉄が運行しているということです。
ただ、本数が少ない時間帯になると、23:15 の様な表示になります。
日本ですと、9:12、9:16のように具体的に書いてあることが多いですよね。
思いますに、具体的な時間を書いてしまうことで、自らの首を絞めてしまっているのではないでしょうか(笑)。
11分に来るってなってるから、1分来ないと「あ、遅れてる」って印象がどうしても強くなってしまいますが、表示されないとあまり気になりません(笑)。
![]() |
(lyon plusのサイトから借用) |
この電光掲示板に何分後に次の地下鉄が到着、というように表示されます。
これは日本でもよくありますよね。
以前、日本の電車が定刻より20秒早く出発してしまったことで、謝罪をするということがありました。これは海外でも話題になったようで、こちらフランスでも友人が話のネタとして持ち出してきたことがあります。
普段から頻繁に地下鉄が止まったり、 ストライキでどんどん間引きされたりする国の国民からすると、「20秒早く出発したことへの謝罪」は理解不能なのかもしれません(笑)。
日本ももう少し振り幅?誤差の範囲?が、フランスほどではなくとも、大らかな国になれると、ストレスの少ない社会になれるのではないでしょうか。
地下鉄の運行表から読み取る社会学的考察でした(笑)。
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