前回のバカンスの反省に基づき、今回のバカンスは旅行を取り入れました。
ミディ・ピレネー Midi-Pirénées の旅。初めて踏み入った地方です!
トゥールーズ Toulouseを拠点に、モワサック Moissac、アルビ Albi、カルカソンヌ Carcasson を回りました。
意図せず世界遺産巡りとなりました・・・(笑)。
ミディ・ピレネー文化圏、パリから一番遠い地方のせいか、古くから中央の王権の影響を受けず地方領主の下、独特の発達を遂げた結果が歴史や建物の随所に見受けられました。大変興味深かったです。
言語も「オック語」とフランス語が使われているようで、通りの名前を書いた標識もオック語とフランス語が併記されていました!
スペインが近いこともあり、トゥールーズでは特にスペイン語を耳にすることも多かったです。面白かった。
![]() | ||
(写真を撮り忘れたのでwikipediaから借用 | ) |
近隣で石が採掘できない代わりにテラコッタ・レンガを使ったのだそうです。
その結果、街全体がレンガ色になり「バラ色の街 la ville rose」と呼ばれるようになりました。確かに↓!
また、リヨンと比べると高い建物も少なかったです。写真で見てもわかる通り、多くの建物が3階立てでオスマン風の天井の高い建物もほとんど見られません。
こうしたところにも、地方独自の発展を見ることが出来て興味深かったです。
それでは駆け足で年末旅行のまとめをしてみます。
①サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼の都市巡り
今回のフランス滞在中にいくつ行けるか?!と1人で頑張ってる目標(笑)。
このたびの年末旅行で2つクリアしました。
・トゥールーズのサン=セルナン聖堂
・モワサックのサン=ピエール修道院附属教会とその回廊
こちらはロマネスク様式の美しい建造物で、写真に写る門は12世紀のものと言われます。
この様な旧約聖書の預言者の彫刻が有名です。
こちらの回廊はロマネスク建築の回廊のうち、最も美しいものの1つと言われています。
② 中世の街、司教都市アルビ
トゥールーズ=ロートレックの生まれた街でもあります。
中世の面影の色濃く残る、なんとも素敵な街でした。
キリスト教における異端は、「カタリ派」とも「アルビ派」とも称されますが、その「アルビ派」の語源となった街でもあります。
堅牢な印象の宮殿や教会に、この街の激しい歴史の一端を垣間見ることが出来ます。
③「歴史的城塞都市カルカソンヌ」
城塞都市!
こちらもやはり城塞に立て篭もったアルビ派と、外から押し寄せたアルビジョワ十字軍との戦いの場になった、ある意味血生臭い歴史を持つ都市です。
戦いがあっただけに、お土産屋さんには騎士の甲冑、剣などがたくさん置いてあります。
↑お約束。
以上、駆け足でしたが年末旅行記でした!
それでは皆さま、良いお年を&あけましておめでとうございます!
Bon Réveillon et Bonne Année !
来年もどうぞよろしくお願いいたします♪
0 件のコメント:
コメントを投稿