2017年12月28日木曜日

ノエル Noël 覚書

思いましたが、ブログ用の写真を撮るのは難しいですね・・・。
この、この!瞬間をお見せしたい!と思っても、そこで写真を撮るのはいかがなものか、なシーン&場所が多く結局ためらっているうちに終わりー、なことが多いです。

関係者タグみたいのを首からぶら下げておき、なにがしかの記者のフリをするとかでもしないと(笑)。
それか、おでこの辺りとかメガネの端にでも小型カメラを取り付け、ココだ!と言う場面でギュッと目を強くつぶると「カシャッ」と出来るシステムとか出来ないかなぁと、地下鉄の乗客を撮りたいと思ってるときなんかに良く妄想してます(笑)。

というわけで今回のフランスノエルまとめ。24日は過ぎ去りましたが・・・。

①フランス人のプレゼント用お買い物は物凄かった。



・・・焦って撮ったせいか、ごった返し感がまるで感じられませんが、ごった返してるんです。手前の空間がダメなのかもしれない・・・。
12月のとある日のオモチャ屋さん前。
おじいちゃんおばあちゃんがスゴイ長いリスト片手に、店員さんを捕まえている姿が良く見受けられました(笑)。

並んでいるのは(繰り返しますが本当はもっともっと長いんです!)お会計後のプレゼント包装エリア。
すんごいたくさん人がいる割りに、店員さんの手際が異常に悪く、結果長蛇の列になる感じでした。
12月はとにかくどのお店に行っても、レジ前が人で溢れかえっていました・・・。
サクッと買ってサクッと帰ることが出来ません。ズラーーーッと並んでいるのに、レジは1人しかいない(窓口自体は4つくらいあるのに!)なんてことがザラでしたヨ。
臨時窓口を作って対応する日本はスゴイです。

② 小学校でマルシェドノエル


子どもたちの通う小学校で2日間開かれたマルシェドノエル marché de Noël
先生方と保護者ボランティアが売り子さんです。私も参加(笑)。
売り上げ金は、春になったら校外キャンプをするクラスの援助金とするそうです。
もちろんしないクラスもありますので、その辺どうなってるのかナゾです。

③こちらはリヨンのマルシェドノエル。


私たちが行った日は、金曜日で寒くて激混みでした(笑)。
そこはやはりvin chaud ホットワインで温まります。


ヴァンショーの友は aligot アリゴ
オーヴェルニュ地方のお料理で、イモとチーズを混ぜたお餅みたいな一品です。
伸びるのびーる。



このマルシェドノエルでの食べ物も郷土色豊かで、以前私が住んでいたグルノーブル Grenoble では diots du vin blanc と言うソーセージの料理が必ずあったのですが、ここリヨンではそれが見あたらず、その代わりにこのaligotがありました。
diotsが食べられなかったのがサビシイ・・・。 
あとスパイス入りホットリンゴジュースがありました!これも初体験。

④ノエルのメインは!?
スーパーのクリスマスエリアで大量に置いてあったのが、

・dinde 七面鳥
・chapon 去勢鶏
・magret de canard/canard 鴨の胸肉、丸ごと鴨
・saumon fumé スモークサーモン
・foie gras フォアグラ

多分この辺りが絶対にクリスマスディナーメニューに欠かせないのでしょう。
友人の話ですと、特にこのchaponは 9ヶ月前からノエルに合わせて太らせているのそうです。去勢することで太るのだそうな。
確かにオイシカッタデス(笑)。



〆は、近所のショッピングモールに来たサンタさん père noël に一生懸命プレゼントをお願いしているらしき女の子。この後家族がドーッと入ってきて記念撮影してました(笑)。

以上、皆さまのクリスマスはどんな感じでしたでしょうか?
フランスノエル覚書でした。

2017年12月16日土曜日

フランスアルアル:「縦列駐車」

縦列駐車天国フランス。
もしかしたら他のヨーロッパの国もそうなのかもしれませんが、街中では特に縦列駐車が出来ないと生活出来ないのではないかと思うくらい、駐車は縦列です(笑)。

日本によくある路上コインパーキングのようなものはほとんどなく、道路の脇に駐車料金を払うパーキングメーターがあり(註:写真参考)、そこに駐車時間分の料金を払うとチケットが出てくるので、そのチケットを車のフロントガラスのところなど、見えるところに置いておくシステムです。


街の中心に行けば行くほど駐車料金も高くなります。1時間2€40 とありますから約317円(2017年12月)。・・・あら、意外と安いですね(笑)。

ただ地下には多くの駐車場があり、リヨンの歴史地区だけでも20箇所近くあるみたいです。
ちょっと面白いのが、「機能性と美しさの融合」と言うテーマの下、各駐車場がいろいろアーティスティックな趣向をこらしていることです。
我が家、今回は車を持っていないので実際に見られないのが残念ですが、リヨン市のサイトでこんなのを発見!セレスティンパーキングと言って、劇場側の中心地にある駐車場です。


 スゴイ!ちょっと車を停めに行ってみたいデス。
話が地下駐車場にズレましたが、今回はアツイ路上駐車を皆さまにお見せしたいのです!


ズラーッとこんな感じで道路の両側に駐車されてます。
ちなみに、


この「A」のマークがフランスの初心者マークで「apprenti」の略です。


どうですか?!凄くないですか?!(笑)
どうやって出るんでしょう??


これも。
私がこの隙間を通れなかったので腹いせ(笑)に撮影してみました。

フランスの車はバンパー部分がゴム?なのか黒くて柔らかくなっているものが多く、もう絶対縦列駐車対応だとフんでます。
実際ぶつかりながら(ぶつけながら?)車を発車させてるところを何度も目撃しましたし!

私もこのアツイ縦列駐車戦線に参戦してみたかったんですよ~。
匠の技を身に着けたかった(笑)。
・・・日本に帰ったら実践します。
スペースがあるのに、ギッチリくっ付けて停めている車があったらソレは私かもしれません(笑)。


2017年12月12日火曜日

La fête des lumières

12月7日(木)から11日(日)の4日間、開催されました la fête des lumières 光の祭典に行ってきました!

このお祭りの由来は、17世紀前半、フランス南部をペストが蔓延し、その収束を願った人々がマリア様にろうそくを灯して祈願したことが始まりなのだそうです。
本来は12月8日、各家庭の窓にろうそくを飾りフルヴィエールの丘にある聖母マリア像に感謝を捧げるものだったらしいのですが、だんだんと今のような街中のイルミネーションを含めた大きなお祭りに発展したらしいです。

子どもたちも学校でこの日のためにろうそく入れ?を作成してきましたので、我が家も伝統に習って窓辺にろうそくを並べてみました。


例によってお向かいさんも(笑)。


窓辺の灯りにご注目ください。見えづらいとは思うのですが・・・。

そして行ってきました光の祭典。
何人かのフランス人から「金曜日と土曜日には行かない方がいい。人が多くて動けないよ。」と教えていただいたので、木曜日の夜と日曜日の夜の2回に分けて行ってきました。
なにせ20時から始まるので、子連れだといろいろ大変です・・・。

でもこのアドバイスは教えてもらっていてホントに良かった!
すごい人でした!
川沿いには観光バスがもうドンドンドン!と何台も止まっていましたし、英語が聞こえてきたと思ったらイタリア語が飛び交っていたり。
人気の広場の催しだと1時間待ってから入場、なんてこともあるらしいです。スゴイー。
でも夜に見る光の映像、作品はやはりとっても綺麗でした!




・・・夜の写真は難しいですネ・・・(笑)
めげずにもう少し。



この様に、映像や音を取り入れた作品もありました。


音楽付きのハーメルンの笛吹きみたいに移動タイプもあり。
・・・コレに付いていった大勢の子どもが帰ってこなかったお話があるんだよ・・・と我が子を恐怖に陥れるのも忘れず(笑)。

ちなみに

見えづらくて申し訳ないのですが、赤丸の中に見えるのがフルヴィエールの丘の聖母マリア像です。
この下辺りに光で大きく「MERCI MARIE メルシー マリー」と 浮かび上がっていました。
そもそも聖母マリアへの感謝の日であります。
しかし、これを見た数字に強い主人が「マリーってダレ?」とおっしゃいました・・・。
「友だちか!」とすかさず突っ込んだワタクシ。
個人のメッセージを書いた電光掲示板じゃないんだから・・・。

世の中数字に強いだけではいけない、子どもたちには歴史もきちんと教えねば、と密かに誓った寒い夜でありました。


2017年12月4日月曜日

フランスアルアル:「レースのカーテン」

時間の経つのが早くてコワイ・・・。
もう12月・・・。
いつものマルシェにモミの木屋さんが開店!
マルシェドノエル marché de Noël も始まりました~!
気温もどんどん低下。本日の最高気温は4℃、寒いときは-2℃まで下がってます。
・・・荷物が届いて本当に命拾いしました・・・(笑)。

いろいろ書きたいことがあるのですが、なんだかどれも落としどころが見つからず、う~ん・・・と悩んでいたのですが、悩みだすと全然ブログも更新できず。
それで思い切ってオチがなくても書くことにしました。
・・・読み終わった後「え?終わり?」って感じになってもご容赦ください・・・。

本日のフランスアルアル、レースのカーテン。
これは結構昔からのナゾの一つなんですが、フランスの家って窓にレースのカーテンがついてないことが多いのです。本当デス。
voletと呼ばれる、よろい戸やブラインド状のものが窓の外側についてますが、夜になってもそれを閉める訳ではないので、外から丸見え状態になります。

例その1:夏に間借りしていた友人宅。
カーテンの類がないのがお分かりいただけると思います。


例その2:我が家。
いま私たちが住んでいるアパートは完全家具付きなのですが、こちらにもカーテンがありません。
私は家事の中でも特に茶碗洗いが嫌いであります。そしてこの家には食洗器がフランスの家にしては珍しく付いておりません。
自分を鼓舞するためにも音楽を聴きながら熱唱!時にアヤシクリズムを刻みながら茶碗を洗っているのですが、その姿が外から丸見えなことに気付いたのは、通りを挟んで向かい側の家の人がこれまた良く見えたからです・・・。


例その3:通りを挟んで向かい側の家々。
・・・ちょっと盗撮チックですが・・・。
よく見てしまうと結構見えるこの感じ。よく見てはいけません(笑)。

ただ寝室にはカーテンをつけることが多いです、さすがに。
でも日本風にレースのカーテン+カーテン、ではなく、薄手のカーテンだけのパターンが多いです。
ちなみに網戸は見たことがありません。蚊は一応ちょろっといます。

丸見えでも気にしないフランス人たち。
うーん・・・、いろいろ考えてみたんですがやはりわかりません(笑)。
私も最初は丸見えなことが気になってたんですが、慣れてきたのか気にも留めなくなりました。
・・・単に慣れの問題なのでしょうか・・・。

以上、フランスの家にはレースのカーテンがないヨの巻でした。
やっぱりオチが・・・・。
丸見えよりそっちの方が気になります(笑)。

2017年11月23日木曜日

フランス郵便配達事情

前回のブログから強烈に時間が経ってしまいました・・・。
皆さまお元気にお過ごしでしょうか。
ここリヨンも大分寒くなってきました。
日中の最高気温が10℃を下回る日が続いています。

ハロウィンへの反応は鈍かったフランスも、11月に入るとにわかにクリスマス色が強くなり始めました!


 近所のショッピングモールに現れた、巨大クリスマスツリーとプレゼント。
クリスマスプレゼント戦線開始な感じです。

ついに日本からの冬物を入れた荷物が無事届きました!(笑)
本格的に始まった寒さと同時くらいに届いたので、本当にホッとしました・・・。
「配達は出来ないけど荷物が届いた」と言う、腹立たしいのか嬉しいのか良くわからないお知らせがポストに入ったときには、思わずガッツポーズ。なにせ夏物で凌いでいたので・・・。

今回フランス郵便局には煮え湯を飲まされたので、フランスの郵便事情について報告と言う名の文句を(笑)。

ソマリア沖の海賊の襲撃を避け、南アフリカ喜望峰を経由したであろう船便5箱は、9月上旬の東京の税関からの発送完了の報告以降、フランス到着まで、2ヶ月ちょっとかかりました。
過去の経験から言いますと、船便の荷物でも意外に早く到着することが多く、早いときで1ヶ月、遅くても1ヵ月半で 問題なく手許に届いていました。

しかし今回、待てども待てども届かない・・・。
その待機中に友人から例の「海賊情報」が入ります。
それでは2ヶ月くらいかかるのかもしれない、とココロを入れ替えます。
しかし気温はどんどん下がっていく(笑)。
手持ちの洋服ではホントに心許なくなってきていました。
ジーンズの形がシュッとしてない(註:10月のフランスマダムファッション参照)とか言ってる場合ではなくなってきたのです。
寒い。
死活問題です。
一応、唯一こちらで購入したダウンジャケットは着ているのですが、それでも何かどこかがスースーします。
サマーセーターを重ねても寒いのだと言うことを私は知りました。
夏物は所詮夏物(笑)。

子どもたちを迎えに行ったときに、他の保護者の人と話す機会も増えてきたのですが、会うたびに「寒いですね!Il fait froid !」としか言わない私。
日本人は非常に寒がりの民族だ、くらいに思われたかもしれません。
待機1ヶ月半を越えると、もしかしたら明日届くかもしれない!と言う思いに取り付かれ、長い靴下や冬用セーターを買う気になれません。

フランス郵便局 la poste のサイト上で、荷物の追跡も可能と聞き(主人が)チェックしてみますが、どうもフランスに着かないことには表示されない模様。
と言う事は、我々の荷物は未だ海上と言うことになります・・・。

そして11月に入ったある日! ついにサイトに変化が!
伝票番号を入力しますと、荷物がフランス上陸と表示されます!
皆さまも一緒に読んでみてください!
votre colis est arrivé en France」!
あなたの荷物はフランスに上陸した!(笑)

コレが表示されたときにはもう2, 3日したら手許に荷物が来る!くらいの勢いで喜んでいたのですが、そうなのです、例によってここからがザ・フランスなのです・・・。
画像を良く見ていただけるとわかると思うのですが、11月2日にフランス上陸→輸送→税関→2日間輸送。・・・ここからが手間取ります。フランス本領発揮。
そして気温は日に日に下がっていく(笑)。

フランスの郵便局はポストに入らない大きさの物は、基本配達してくれません。
ちなみに今のアパートの郵便ポスト boîte aux lettres
おわかりいただけますでしょうか。
我々の住むアパートの郵便ポストは、いわゆる葉書か手紙サイズのものしか入りません。
ここに入らないものは、最寄の郵便局まで取りに行かなくてはならないのです!
(ちなみにこのシステムのせいで、受け取り窓口は常に長蛇の列)
「サインが必要だけど不在でした」的な不在届ではなく、先にも述べました「配達は出来ないけど荷物が届いた」と言うお知らせがこのポストの中にペローンと入っているのです。

2日間の輸送の末、リヨンまで荷物が来ているのは確かなのに、一体何をやっているのか配達が出来ない住所だから、との理由で我々の荷物はこの辺をグルグルと徘徊し、やっと受け取りに行けたのが上陸から6日も経ってからでした。
しかも、一箱約15kg×5・・・。我が家のある建物はエレベーターナシ。

結局すべて手動(笑)で運びました・・・。

タクシーを呼ぶとか軽トラックを借りるとかも考えたのですが、郵便局と家自体はとても近いので、そっちの方が面倒と言う事になり人力に。
ちなみにこの時の郵便局窓口での会話。
〒「荷物たくさんあるね。車とかあるの?」
私「ありません。カートみたいのお借りできませんか。」
〒「貸せないわー。2つずつ運んだら大丈夫じゃない?」
私「・・・ソウデスネ・・・」

家にあった大変弱々しいキャリーを使い、アパートまでは問題なく運べました。
15kg×5個を日本で言うところの3階まで持ち上げたのは、数字に強い主人!
力も(そこそこ) 強かった!
私はガラスの腰なので、子供たちと一緒に小物と応援(ガンバレガンバレ)担当。
この場をお借りして、翌日急激な筋肉痛で肩のあがらなかった主人に、謝辞を述べさせていただきたいと思います。ありがとうございました。

日本の郵便局とかクロネコヤマトとかスゴイですよね!
サービスの鬼ですよ!
クロネコヤマト、フランスを侵略すればいいのに(笑)。
・・・しかしそのせいで日本の運送業界にもいろいろ弊害が出てますよね・・・。
でもフランス風だと、今回のように荷物の受け取り側がなかなか大変なことも多いですし。 両者痛み分けくらいで配達業も回して欲しいものです。

ちなみに、こちらに到着したばかりの頃、IKEAで子供用のベッドを買いました。
マットレスがさすがに人力では運べなかったので、配達をお願いしました。
すると、我々の住所及び居住階数を言いましたら、そこだと建物の前までしか運べないと言われました・・・。
部屋まではどーしても運んでくれないフランス。
この日は建物の前での授受でした。
↑IKEAとのマット受け渡し。路上で待機中の我が家の男子チーム(笑)。

以上、フランス郵便配達事情でした。

2017年11月9日木曜日

バカンス第一弾(やっと)終了!

万聖節のバカンス終わりました。
・・・そして1ヶ月半後にはまたノエルのバカンスがありますが・・・。

そういえば、日々の生活も通常運転に戻りましたが、métro 地下鉄はちょいちょい異常運転します(笑)。
すぐ止まるんですよね。日本じゃ地下鉄止まるってあまりないですよね。
バカンスが終わって子どもの送迎も再開したんですが、早速地下鉄ストップ。


どんどん地下鉄待ちの人が増えてきて、そうするうちに1時間動きません、と言うアナウンスが入りました・・・。
フランス人も慣れたもので、またか、みたいな顔をして他の交通機関を使うべく大移動が始まります。1度なんて地下鉄がトンネル内で止まっちゃって、そこで降ろされて暗い中を歩かされたりもしたのです!(主人とムスコが)

この公共の交通機関が止まるのって、ストライキもそうなんですが、それ以外の理由でも実は結構頻繁にあるんですよね。
機械の故障なのか、事故なのか、月に2回平均あるキモチで私はいます(笑)。

バカンス後半戦のご報告。私の奮闘日記とも(笑)。

Cirque サーカスに行ってきました!





コレは我が家的に久々の大成功で(笑)、珍しく2人とも大喜びでした!

・・・チケット代がそこそこ高かったので、喜ばなかったらコヤツらどうしてくれよう・・・、と思っていました。
実は私も本物のサーカスを生で見るのは初めてで、私自身も大喜び(笑)。

raclette ラクレットを食べました!
西洋版鍋の一種、と私は思っているラクレット。
スイスやサヴォワ地方の料理で、チーズの名前でもあります。
ラクレット用の家電器具一式もあり、お店でも寒くなってくると、日本の寄せ鍋セットのような、ラクレットセット(スライスしたチーズ、ハム・ソーセージ一式)が店頭に並びます!


ジャガイモを並べている部分は石版になっていて、その裏側に電熱線があり、同時に石を暖めチーズを溶かすようになっています。
この溶けたチーズを、

この様にジャガイモやハムにかけていただきます!
美味しい!
・・・このラクレット器をゼヒ日本に持って帰りたいのですが、電圧の関係で日本では使えないでしょう~と、数字に強い主人に反対されているところです。
・・・でも持って帰りたい・・・(笑)。

バカンスの〆。
テーブル上でジャガイモ焼いたり、チーズを溶かしたりとすることがあるので、子どもたちにも好評でした。
ふぅ。バカンス大変だった(笑)。


2017年10月31日火曜日

冬時間開始とワイン

10月29日の午前3:00に、夏時間が終了し1時間戻りました。
なので日本との時差は8時間になります。
パソコンもそのことをきちんと教えてくれるエライヤツです(笑)。


トゥッサンのバカンスも2週目に入りました。
もう本当に次のバカンスは、1週間どこかに行くか子どもたちに問答無用で何かさせようと、すでに強く!心に誓いました。

バカンス後半戦、行って参りましたのが、salon des vins des vignerons indépendants ブドウ栽培をしてる人による直接ワイン販売会(?)です!
10月26日から5日間開催されていまして、どんな感じなのかなぁと思いブラリと行ってきてみました。
入場料大人1人6€。試飲用ワイングラス付き。


受け付けを済ませたら、1人ずつワイングラスをもらって入場です。


実は、もっと小規模な展示会だと思ってたんですが、スペースがAからFまであってそこに100近いブドウ栽培・醸造の方たちがスペースを確保しているので、500近いブースがあったのではないかと思います。
来場してる人の数もスゴイ!


・・・ブース近くの写真がありませんでした。
500近いブースがあるんですが、どうも地方ごとに分けられている訳でもナシ、この個人ブドウ栽培者組織 vignerons indépendants のコンクールの結果(金・銀・銅)ごとでもナシ、とにかくドシャーっとブースがあるので、そこまでワインに詳しくない我々はどこに行っていいかも良くわからず、グラスを持ってただブラブラ(笑)。

・・・ブラブラしている間に、一緒に行った子どもたちはどんどん飽きてきます・・・(笑)。
何か、何か試さないと!とドンドン焦ってくるワタクシ。
出来れば気に入ったワインを見つけてゲットしたいと思ってましたので。

観光客らしき人もいれば、学生のような若い人たちもいます。
しかし、ブースで長々とワイン談義をし、何種類も試飲 dégustation している姿は通なその道の人にも見える。
ワインを、微妙な口元をしながら試した後は、足元にあるバケツにちゃんと残りを捨てている。
私の様に全部飲み干してはいません(笑)。

貧乏性なので、とりあえず有名地区(ボルドーのメドック地区とかシャンパーニュとか)にアタックしたかったのですが、ことごとく嫌がるのは数字に強い主人。ナゼ?(笑)
そのこだわりが良くわからぬまま、結局馴染みのあるコートデュローヌ côtes du Rhône 地方のワインを数本試飲(今度は飲み干さなかった/笑)。
1番美味しく思えたシャトーヌフデュパプ châteauneuf du Pape を 1本だけ購入して帰ってきました(子どもたちはもう限界・・・)。

我々はたったの1本ですが、5箱くらい購入されてガシガシ運んでらっしゃる方もいました!
寒くなってチーズの美味しい季節になってきました。
鍋と熱燗、ならぬ今年の冬はチーズとワインを楽しみたいと思います。


2017年10月28日土曜日

フランスの小学校③ バカンス事情

・・・ギックリ腰になりました・・・(´;ω;`)
やっと動けるようになりました。やっぱりエレベーター欲しいデス・・・。

そんな腰痛真っ只中、フランスの小学校は最初のバカンスへ突入。
なんと、なんと!フランスの小学校は夏の大バカンスも入れますと、年に5回バカンスがあります!水曜日も金曜日も半日で帰ってくるのに、更に!
信じられない!(笑)

まとめてみます ( ̄‥ ̄)=3 
・万聖節休暇 vacances de la toussain 10月後半←今ココ
・クリスマス休暇 vacances de Noël 12月後半
・冬休み vacaces d'hiver 2月後半
・春休み vacances de printemps 4月半ば
・夏休み vacances d'été 7月から8月一杯

学校の間のバカンスは各2週間あり、夏休みは2ヶ月あります。
大体7週間学校へ行くと、2週間お休み、なリズムですね。
ちなみに小・中・高と、このバカンススケジュールで動いているようです。
大学生や一般の人たちはクリスマス休暇と夏休みが、大きな休暇になります。 

と言うわけで、この万聖節休暇が始まり1週間が経ちましたが、ネタ切れ+腰痛も相まってツライのなんの(笑)。

この休暇中、子どもを預かる形でいろいろなアクティビティも提供されます。 
働いている家庭向けなのでしょうが(そしてほとんどの家庭は共働き!)、朝9時から夕方の5時くらいまで、昼食とおやつ付でスポーツが出来たり、馬に乗れたり、海沿いの地域ではヨットスクールなどもあるようです。
1週間参加出来たり、1日だけや半日など、家庭の事情に合わせて選べることも出来ます。

我が家の子どもたちも何かに参加させたかったのですが、フランス語がままならないことを理由に嫌がられ(チェッ・・・(・ε・`)、次のバカンスから、と言うことになりました。

かと言って家にずーっといる訳にもいきません。
比較的腰痛のマシな日に(笑)、数学とマジックの夕べに参加。



メビウスの輪を縦に切ったらどうなるかを実演して見せてくれたり、誕生日の日付を当てたりなど、数字にまつわる事柄をマジックショー仕立てで見せてくれて、個人的には大変興味深かったのですが、子どもたちには超不評(笑)。
フランス語の壁が厚く立ちはだかりました。
確かにちょっと子どもには難しいのかなぁと思うところもアリ・・・。

次にリヨンの水族館 acquarium de Lyon へレッツゴー!



バスに乗って頑張って来たのに、ここも子どもたちに不評・・・。
おまけに入館料が結構しまして、大人15€、子ども11€。高い・・・。
やはり内陸の水族館と言うことで、た、確かにイマイチ・・・。
ムスコの一言は「上越の水族館の方が面白い・・・」でした・・・(笑)。
世界の川や湾ごとに展示が分かれていたり、いろいろクイズがあったりしてなかなか頑張ってるとは思うんですが、まぁ確かにゴニョゴニョ(笑)。


そういえば、フランス人はあまり魚の名前を知りません。と思います(笑)。
気合の入った魚屋さんは別ですが、その辺のお店で売っているのは基本、サケ saumon とタラ morue とマグロ thon です。
日本のように成長の過程によって名前が違うなんて、想像もしないのではなかろうか・・・。

その代わりと言ってはなんですが、牛と一口に言っても、食用去勢済み雄牛 bœuf、乳牛用牝牛 vache、子牛 veau、去勢していない雄牛 taureau と呼び名は様々。
狩猟民族文化のかけらをこんなところに見つける思いです。

話はずれましたが、いろいろ連れまわしても子どもたちはさっぱり喜んでくれず、なんだなかぁとヤサグレていたのですが、腰も痛いし、
結局近所の川岸で、おやつ食べながら階段ジャンケンしてる時が一番楽しそうでした。
こんなものかもしれません・・・。





2017年10月20日金曜日

フランスマダムファッション

9月くらいからずっとこちらに書きたかったネタなのですが、
写真がなかなか用意できず、今日までひっぱりました。
フランスマダムファッション。
まずはコレを↓


・・・肖像権的にはアウトなのかしらむ・・・。
と疑問には感じつつも、この写真がないと話が進まないので進めます(笑)。

この中央のマダムご覧ください!
もうこのスタイル、ホントに鉄板、鉄板のコーディネートなんです!

サングラス
ストール
・薄手のダウン(doudoune ドゥドゥンヌ) or 革ジャン
細身のパンツかジーンズ
・ヒール低めのブーツかバレエシューズ
(註:キーワードは太字)

 これさえ身に着ければもう貴女もフランスマダムです(笑)。

シュッとして素敵なコーディネートですが、実用を追い求めるとこうなる気がします。
寒暖差の激しいヨーロッパにいますと、簡単に着脱できることが必須で、多分このマダムも上着の下は半袖か、もしかしたらノースリーブくらい着てらっしゃるかもしれません。
ちょっとした寒さ調節にストールもかかせません。
石畳をガツガツ歩くので、高いヒールの靴は疲れますし・・・。

基本的にこうした雰囲気の装いの方が多く、日本ほど今の流行が目に見えてわかる感じがしないのが面白いです。

しかし、そんな中、革ジャン率がオドロキの高さなのです!
もしかしたらコレこそ大流行中?(笑)
老若男女問わず絶対7割は革ジャン着てますよ!ホントです!

実は私も数年前から革ジャンを探していて、この機会にゲット!と勢い込んだのですが、今年の革ジャンは「ロック」なテイストの物が多いのでしょうか、低身長+平面な顔の私では着こなせないものが多く、ちょっと断念気味デス・・・。
でも革ジャン欲しい~。フランス人の仲間入りしたい~(笑)。

首元には結構大判のストールをぐるぐる巻いてる方が多いです。
そこにボリューム出るからか、下半身はすっきりさせてる方が多く、大体がスキニージーンズとかフィット気味のパンツです。

・・・ここでワタクシは個人的にとても悲しいキモチになるのです・・・。
私も細身のすっきりジーンズでも履いて、颯爽とリヨンの街を闊歩しよう!と思ったのですが、
実は日本から送った荷物がまだこちらに到着せず、夏物+αで乗り切っている途中なのです。
私が今年の夏用に持ってきたものは、日本で流行中のボーイフレンドジーンズ・・・。
そうです。あのダボッとした感じのです。

(ユニクロのサイトから借りました)
 このように、裾を折り返して履いていたからいい感じで流行に乗っていた(と本人は思っている) 訳でして、秋も深まり、寒さに耐えられず折り返していた裾をまっすぐに伸ばして履くことになってしまうと、それはもうただのオバサンシルエット・・・。
寒いときは絶対に足首は出せません(笑)。

上半身はなんとかなってるんですが、下半身がー!
バランスって大事なんですね。街を歩いていてウィンドウに写る自分を見るのがイヤ (笑)。
上半身は堂々としつつ、下半身をコソコソさせて歩いている人がいたらそれは私です。
早く荷物が届きますように・・・!

そういえば、某社で貿易事務もこなす友人Y嬢によりますと、船便はここ最近ソマリア沖に出没する海賊を避けて、スエズ運河を経由せず、南アフリカ周りでフランスに到着するとのこと・・・。
この話を聞いて大ショック。荷物は到着までもう少し時間がかかりそうです・・・。

思いついて、フランスマダムのファッションチェックの回でした♪

2017年10月15日日曜日

Fête de la science !

フと気づいたんですが、フランス全然ハロウィンの気配ないです(笑)。そういえば。

ただ今のフランスは、全国挙げての fête de la science 科学の祭典中です。
先週辺りから始まっていて、この週末がピークなのでしょうか、リヨンも大学や美術館など、いろいろなところでいろいろな催しが行われています。

青少年科学博物館的なところで行われている、子供向けの実験・体験コーナーのようなものが、老若男女向けに全国展開されいてる感じ、でしょうか・・・。
la science 科学、と言ってもでんじろう先生のような実験だけではなく、なんでしょう、こう、学問と名の付くすべてのものに関する好奇心の扉を開こう!みたいな(笑)。

良い例と思われるのが、本日行ってみたガロ・ロマン美術館 musée gallo-romain de Lyon です。
ここは、昔懐かしワタクシが若かりし大学生の頃、口答試験を受けたりした美術館なのですが、考古学美術館なのです。

科学、と言うと理系科目を思い浮かべがちな我々日本勢ですが、この様に歴史系学問も科学!立派にfête de la science の項目に名を連ねているのであります。

このガロ・ロマン美術館では、古代の科学と言うことでたくさんの催しをしてました!
ローマ時代の時計の仕組み、ギリシャ時代の水時計の紹介、ローマ時代の計算機(?)の遣い方などなど。中でも私の心をガッチリ掴んで放さなかったのが、グラディエイター gladiateur のデモンストレーションでした!


ジャジャーン♪
そうなんですよ~!ホントにグラディエイターが出てきてくれたんですよ~!

最初はこの前列にいるローマ兵士の格好をした方が、グラディエイターの歴史を説明してくださいました。子どもがたくさん見に来ていたので、子供用の簡単な説明なのかと思っていたら、結構容赦のない解説でした・・・。

グラディエイターと言えば、名作リドリー・スコット監督、ラッセル・クロウ主演「グラディエイター」がありますよね。いい映画だった!(笑)


私などはこの映画の影響もあり、ローマ貴族の娯楽として面白半分に奴隷同士を戦わせ、殺し合わせるものと思っておりましたが、それだけではないようです。

グラディエイターの歴史は、なんと600年に及び、その時代によってその性格も違っていたのだそうです。当初は日本の相撲のような宗教的な色合いが強く、次第にボクシングのようなスポーツとして競技が行われ始め、この映画の様に殺し合いの様相を呈してきたのは、グラディエイターの歴史の最後の方のことだったそうです。

この解説してくださった方が、映画などで広まった偏ったグラディエイターのイメージを訂正することも今回の催しの目的の一つとおっしゃってました。
そして訂正されたワタクシ(笑)。 目的達成です。

そんな説明の後には、審判役の方も登場し、お待ちかねの闘い。
ムスコ大喜び。かぶりつきで見てました。


ちょっとだけ映像も。 



どうですか?なかなか本格的ですよね!
あと思ったのが、ホントに当時こういう人いただろうなぁと言うことです(笑)。
ローマ兵の格好した方なんて、特に。
日本人が忍者の格好なぞをしていると外国の人は喜びますが、本当にこういう人いたんだろうなぁ!と言うヨロコビなのかもしれません、もしかしたら。

面白かったので他にも行きたかったのですが、子どもたちがもう帰りたいと合唱し始め(空腹+歩き疲れのため)、イヤイヤ帰路に着いた私でした・・・。





フランスアルアル:「人生楽しんでるなぁ~」

フランスワールドカップ優勝からの、怒涛の引越しラストスパート。 本日これから飛行機に乗ります。 やっぱり最後は何事も火事場の何とかで乗り切らねばならないものですネ。 キツイです(笑)。 本日で一年間のフランス・リヨン生活も最後となります! 大雑把に振り返ると、子どもの...