2018年7月30日月曜日

フランスアルアル:「人生楽しんでるなぁ~」

フランスワールドカップ優勝からの、怒涛の引越しラストスパート。
本日これから飛行機に乗ります。
やっぱり最後は何事も火事場の何とかで乗り切らねばならないものですネ。
キツイです(笑)。

本日で一年間のフランス・リヨン生活も最後となります!
大雑把に振り返ると、子どもの送迎と給食のストライキにひたすらヤラレた一年間だったような気も・・・。大雑把過ぎますか。
そんな最後に確かに思ったことは、「フランス人、人生謳歌してるなぁ」と言う事でした。

17時くらいになるともうすでにハッピーアワー中のバーは、仕事帰りと思しき人たちであふれ出します。
夏の夕方、カラッとした空気の中、外で飲む一杯のビールは最高でありましょう。
こんな一杯のためなら、もう15時あたりからは働く気も失せるかもしれません(笑)。

ガッチリ取るバカンス。
一年前フランスに来たときは、あまりに物事が進まず本当にイライラしましたが、一年経って慣れてしまえば、夏に働かないのは当たり前。だってバカンスですもの(笑)って普通に思えるようになりました。

日本では恒例、お母さん達の間での「今晩何食べる~?」的な話題もこちらではあまりしませんでした。
ナゼならば平日の多くのフランス家庭の晩ごはんは、なかなかに質素だから!
今回いろいろな人にリサーチした結果、バゲットにハムとチーズだけ、な感じの晩ごはんが多かったことに驚いたものです!
バゲットとゆで卵、バゲットとサラダ、ちょっと寒くなってきたらバゲットと野菜のポタージュなどなど。
その代わり週末はたくさんお料理していろいろ食べるそうです。

私も今年はコレを(嬉々として)実践してみましたが、そうするとやっぱり時間がたくさんできるんですよね~。
子どもたちの宿題にも余裕のココロで寄り添えましたし、学校の話もゆっくり聞けたような気がします。

以前、土井善春さんの「一汁一菜でよいという提案」と言うステキな本を読みました。この本の中でも食事はハレとケに合わせて、普段は簡素なもので良いのではと言うお話でした。


思いますに、特に我々日本女性は「こうあるべき」と言う姿にまだまだいろいろ囚われているのかもしれません。
食卓には常に何品も並ばなくてはいけない、とか(笑)。
もちろんそうすることで、家族がより健康に過ごせることに繋がるのかもしれません。そもそもお料理が好き!って方もたくさんいらっしゃるでしょうし。
しかーし、そのことをストレス に感じることもまた多くの瞬間にあると思うのです。

そうしたら、私達は罪悪感を感じることなく、あー今日はいいや、って思えるようになりたいなぁと、バカンス楽しんでるフランス人見てて思いました。


・・・なんだかご飯作るのやめよう!って言ってるみたいになってきましたが(笑)、決してそうではなくてハッピーアワーにカッとビール!みたいに軽やかに息抜きしたい、ってことですね。

(お友だちのY子ちゃん撮影)

最後に、ワールドカップフランス優勝翌日の、パリのメトロ、シャルルドゴールエトワール駅です。仕事早っ。
優勝わかる前からきっと準備してたんでしょうね~(笑)。
普段の仕事はどうしようもなく遅いのに、こんなことだけは仕事早いフランス人。
こういうところが「人生楽しんでるなぁ」って思わせるところでしょうか。
我々も負けずにエンジョイしましょう♪

それではでは。一年間お付き合いありがとうございました。
帰国しても何か思い出して書くかもしれません。
そのときはまたよろしくお願いします。


2018年7月21日土曜日

夏本番:フランス機能停止中・・・

7月第一週で学校も終了。
夏の大バカンスに突入しております。

我が家も速攻でフランス滞在中最後の旅と称しバスク地方訪問、その後ワタクシ1人が大学時代の旧友たちとの交友を深めに グルノーブルの山奥へ雑魚寝(年齢的ニモウキツイ)一泊の旅、そして最後のルーヴル詣でをバッタバタと終了し、引越し準備に取り掛かっております。

夏のバカンス開始。
それはフランスの機能停止を意味します(笑)。
フランス人が全員一斉にバカンスを取るわけではないのでしょうが、入れ代わり立ち代わり8月末まで誰かが最低でも2週間の休みを取るわけですから、いろいろ回らなくなってくるのは当然なのかもしれません・・・。

普段行ってるスーパーの棚は、常にどこかがスッカスカです。物流がバカンスのせいで絶対に滞ってるハズ。
郵便局も、まぁここは常に長蛇の列なんですが、複数ある窓口が1つしか開かなくなる。
向かいのアパートから住人の気配が消える。長期バカンス開始で、山の家にでも避難したのかとにかく誰もいません。
ムスメがこちらでピアノを習っていたのですが、そのレッスンも6月末まで。レッスン再開は9月です。

ちょうど1年前の8月にこちらに来たときは、日本と比べあまりの不便さを嘆き、ストレスに感じたものですが、もうそれにもすっかり慣れました(笑)。
ナニがあってももう「バカンス中だから仕方がない」と思えます。
更にはやっぱり日本人は働き過ぎなのでは?とも思うようになりました。
次回のブログはこのあたりをもう少し語りたいです。引越し作業が順調ならば・・・。


上はファンデーション売り場の写真。
人種もさまざま、肌の色もさまざま、と言う訳でこんなに色のバリエーションがあります。
前回、ワンサイズ小さい洋服をオススメされると書きましたが、ファンデーションも日本より一段濃い色を勧められます!
白いファンデーションだと、色白を褒められるよりも元気がない感じがすると言われました(笑)。

 お国変わればその②な出来事でした。


2018年6月27日水曜日

フランスマダムファッション②

フランスもいよいよ年度末!
先週もハードな給食ストライキがあり、母はヒーヒーでした・・・。
本日から8月の始めまで、soldes バーゲンも 始まります!夏です!

今日は、シリーズ化(?)するとは思わなかったファッションネタその②です。

冬の初めに書いたファッションネタにも書いたんですが、
こちらの女性はほぼ9割、スキニージーンズを履いてます!
決して大げさではなく、もうホントに老いも若きも、細くても太くても(笑)、とにかくスキニー!
証拠写真です。・・・隠し撮りなのでちょっと何だか良くわからないかもしれませんが・・・。

証拠写真①  

証拠写真②

どうでしょう?!(笑)
ボーイフレンドジーンズなんて履いてる人は、あまり見かけません。

お店で洋服を試着して店員さんにアドバイスを求めたりすると、私の場合は決まってもうワンサイズ小さいものをおすすめされます。
妙齢女子の悲しさなのか、きっと体の線を隠すようなものを無意識に選んでいるのでしょう・・・。
そこに喝を入れるかの様に、線が浮き彫りになるワンサイズ下をすすめるフランス人。

その方がシュッと見えるのかもしれません。
あるいはセクシー路線?(笑)
しかし、彼らはたとえ太くとも何だかんだで足が長いので、格好がつくんですが、ワタクシですとそれほど細くもない上に短いので、なんだか江戸時代の飛脚が履いてる股引になってる気がしなくもなく・・・。アジアの悲劇(?)。

それにしても、見ているとフランス人女性はいろんなものに手を出さない感じがします。
メディアにあまり影響されないのか、一丸となって流行を追うってこともないですし。
以前「フランス人は服を10着しか持たない」って本が流行りましたよね。
あれは多分、例えて言うと「スキニー」と言うスタイルが定着しているので、多少の色のバリエーションを持つだけで事足りるから10着に収まるってことなんだと思います。
「ボーイフレンド」とか「フレアスカート」には手を出さないと言うか。

特にこちらの人は髪や目の色も人によって違いますし、人種の混ざり具合によって体型も結構違いますから、自分のスタイルも逆に自ずと決まってきてしまうのかもしれません。

私ももういい年ですから、今後は「ボヘミアン」とか「峰不二子風」とかとはもう脳内妄想だけにしておこう、と思ったスキニージーンズにまつわる話でした。


2018年6月12日火曜日

フランスアルアル:「信号~渡るタイミングがつかめない」

・・・安藤優子さんのブログ状態(=更新は月一回)になってきてしまってますが、私は元気にやってます。
6月の声を聞き、帰国もなんだか近くに見えるような気になってきて、何かしないと!と焦ってはみるものの、相変わらずの給食ストライキにやられる日々を過ごしております。

本日のフランスアルアルシリーズは「信号」。
副題は「渡るタイミングがつかめない」です(笑)。

フランスは日本に比べて、歩行者、自転車、自動車共に基本的に交通マナーが悪いデス。
歩行者優先であるはずの横断歩道でも、スゴイ勢いで車が突進してくることもザラにありますし、ウィンカー出してない車も多いし、事前に車線変更せずに思い立ったかのように左折したり右折したりするので、大混乱+クラクションの嵐も良く見る光景です。
自転車も結構なスピードでビュンビュン走ってますしね。

だからなのか、歩行者は自分の身は自分で守る、信号だって信用できない!のココロでガンガン信号無視します(笑)。
しかーし、最近思ったことがもう1つ。
この信号無視率の高さは、もしかしたら信号が青から赤に変わってからのこの間の悪さにあるのではないかとの考えに至ったのです。

ちょっと頑張って撮ったムービーを見てみてください↓。


開始5秒後くらいに赤に変わるんですが、そこからずーっと車が走ってこないのがわかりますでしょうか。
スケボーで華麗に信号無視して渡る人もナイス!な感じで写っています。
信号無視しなれてる感じがしませんかこの方(笑)。
最後に車が画面を横切るのですが、なんとココまでほぼ30秒!車側の信号も変わらず赤のままなのです!
つまり、約30秒間交差点にある4つの信号が全部赤になってるのです。

なんというか、何もせず立っていると30秒は結構長いんですよね・・・。

「まだ車来ない・・・、アレオカシイ、まだ車来ない・・・なんだかコレって渡ってしまっても良かったのではないか?実際後ろから来る人はとまどいもせず、赤でもドンドン渡ってるし・・・、ヨシ!私も渡ろう!あ、車来た!負けた! 」

みたいな脳内独り言を何度となく繰り返し、私も今では立派な信号無視ウォーカー(笑)。
さすがに子連れのときは私もフランス人も信号を遵守いたします。
が、ほとんどの人がルールを守ってないので、ついうっかり子どもの手を引いて私もフランス人も信号無視してしまうこともありますついうっかり。

日本の信号のように、黄色があったり青が点滅したりして、もうすぐ動き出せますよ~って教えてもらえるのは、いいことなのかもしれません。
路上ウォーキングのリズムが整えられて。
歩く~止まる~ハイッまた歩く~!的な。
あんまり考えたことなかったですけど。

日本に帰ったら、みんな赤でも渡らないの見て感動するかもしれません。
微妙な長さの信号の話でした。

2018年5月20日日曜日

地下鉄の時刻表

今年2018年フランスは、1968年5月革命以来の大ストライキ年になっています。
意図した訳ではないのでしょうが、フランス国鉄、病院、大学などなど、多数の団体が一気にストライキを決行し、なんだかもうエブリデイストライキなことになってます・・・。

特にフランス国鉄sncfは一大ストライキに突入していて、4月から始まりなんと!6月までの3ヶ月間続きます。
しかも、日本のように夜中に何本か運行を間引きどころの可愛らしいものではなく(笑)、国鉄利用者に大きな影響が出るレベルでの敢行。
ニュースでストに巻き込まれた人のインタビューが流れました。怒ってる人もいましたが、鷹揚に受け止めている人も多かったのが興味深かったです。
自分たちも自分の職場のストライキがあるからでしょうか、お互い頑張ろう!的な(笑)ことなのでしょうか。
こうやってストライキ文化が根付いて来たのかもしれません。

しかし!以前も書きましたが私にとってこのストライキは、=子供たちの給食がなくなることでもあります!
5月は特に休日も多く、かつ給食がなくて帰ってくる日も多いので、もう、もうもうもう!(笑)

ちなみにフランス国鉄のストライキは、2日間スト、3日間間引き運転を繰り返していて、そのカレンダーもネット上で確認することが出来ます(「カレンダー」をクリックしてみてください)。参考までに!

今日は、スト、間引き運転にちなんで、以前から思っていた公共交通機関の運行時間について少し。


たとえば「9h00」のところを見ると、「4-5min」ってなってます。
9時台はだいたい4, 5分間隔で地下鉄が運行しているということです。

ただ、本数が少ない時間帯になると、23:15 の様な表示になります。


日本ですと、9:12、9:16のように具体的に書いてあることが多いですよね。
思いますに、具体的な時間を書いてしまうことで、自らの首を絞めてしまっているのではないでしょうか(笑)。
11分に来るってなってるから、1分来ないと「あ、遅れてる」って印象がどうしても強くなってしまいますが、表示されないとあまり気になりません(笑)。

(lyon plusのサイトから借用)

この電光掲示板に何分後に次の地下鉄が到着、というように表示されます。
これは日本でもよくありますよね。

以前、日本の電車が定刻より20秒早く出発してしまったことで、謝罪をするということがありました。これは海外でも話題になったようで、こちらフランスでも友人が話のネタとして持ち出してきたことがあります。
普段から頻繁に地下鉄が止まったり、 ストライキでどんどん間引きされたりする国の国民からすると、「20秒早く出発したことへの謝罪」は理解不能なのかもしれません(笑)。

日本ももう少し振り幅?誤差の範囲?が、フランスほどではなくとも、大らかな国になれると、ストレスの少ない社会になれるのではないでしょうか。
地下鉄の運行表から読み取る社会学的考察でした(笑)。

2018年4月30日月曜日

フランス野菜ネタ

・・・ニュースキャスターの安藤優子さんはブログの更新が月1回だそうです・・・。
だからナニ?と言う突込みが聞こえてきそうですが、皆さまお久しぶりでございます・・・。

前回、春は遠いまだ寒いと書きましたが、こちらリヨンは先週初夏になり(最高気温28℃とか)今週春にまだ遠い感じのする気温に戻りました。もうジェットコースターです(笑)。
我々の帰国もあとちょうど丸3ヶ月後。
1年は本当にあっという間ですね。
と言う訳でラストスパート、ブログの更新もガンバリます!ホントに!

本日はこちらに来るたびに、日本との違いを痛感させる野菜の紹介です。

①ほうれん草 des épinards


こんな風に、バラバラの状態で売られていて、マルシェなどではグラムでもお願い出来ますが、「2つかみお願いします」とかそんな感じで買います。
日本のほうれん草よりしっかりしていて、食べる前に葉脈をこそげ取る感じで取り除きます。


泥もしっかり付いているので、それもしっかり洗い落とさないといけません。
日本のほうれん草ってどうしてあんなにキレイな状態で売ってるのか、と考え込まずにはいられない掴み売り。
ワイルドでいい感じです(笑)

②キャベツ le chou
私は日本の春キャベツが好きで、この時期には無いレシピを総動員して良く食べてます。巻きのゆるい、フワッとして甘い食感が好きなのです。
しかーし、フランスのキャベツはどういう訳か、人を殴り殺せそうな(失礼)硬さなのです・・・。

 
ボーリングのボールみたいだと思いませんか!?
しかも重いのです!多分この中身のせいだと思われます↓。


隙間の皆無な巻き具合。

カボチャばりに包丁が通りません。
子供たちがたまにお好み焼きを食べたがるので、仕方なくせん切りにしますがあまりそういった調理法には向いていないように思います。
やはりポトフなどの煮込み料理にするとより美味しく感じるので、適材適所といったところなのでありましょう。

以上、日本でもお馴染み、しかしなんだか全然違う野菜2種でした。


2018年3月20日火曜日

オススメアニメ@フランス

週末からこっち、なんだかスゴイ寒いです・・・。
昨晩は氷点下になった模様。
春はまだ遠い・・・。

本日はこちらに来てから子どもたちと一緒に見ているフランスアニメを紹介します!
我々大人にとってもフランス語の勉強にちょうどいいです(笑)。

ペッパピッグ Peppa Pig
もともとはイギリスのアニメみたいですね。
去年の10月から日本でも放送が開始されたらしいです。
ブタさんキャラクターたちが主役なんですが、セリフのあとに毎回「ンガッ」的なブタの鳴き声が入るんですよね。個人的にソレが好きで一緒に見てます(笑)。


②チュッピー T'choupi
これも子供向けアニメです。フランスの幼稚園に通っているチュッピーが主人公です。・・・多分ペンギンだと思うんですが・・・。
違う!いま調べたらモグラ la taupeだった!
えー!もう何年もずっとペンギンだと思ってた!
周りの人にもペンギンだって言いふらしてた!
という訳で、モグラのキャラクターです(笑)。


③ロバのトロトロ L'âne Trotro
これは間違いなくロバ âne です。
4歳くらいまでの子供向けのアニメなんですが、コレは可愛いです♪
あー、子どもは確かにこんなことをする、と見ていて妙に納得することが多く、我が家の子どもたちも楽しんで見てます。
特にトロトロのいたずらシーンは一緒にスゴイ笑っているので、洋の東西を問わず共感できるのでしょう。トムとジェリー然り。


④むかしむかし・・・、Il était une fois...
これはもう少し大きい子向けのアニメです。小学生くらい向けなのか。
ここでご紹介するのは、歴史アニメなんですが、同じシリーズで人体の不思議アニメもあります。
フランス語のレベルもちょっと上がるのですが、ねっちりと歴史をやってくれるので勉強になります(`・ω・´)。


どれもオススメアニメです!
ゼヒ見てみてください!

こうして見ると面白いのが、フランスの子ども向けアニメには戦闘モノがありません。
日々のちょっとした出来事が面白可愛く描かれています。
(あとどのアニメのお母さんも怒ると結構コワイのが個人的に好きです/笑)

思えば日本の子ども向け番組は、戦うモノが多いかもしれませんね。
水戸黄門以来の勧善懲悪モノの伝統なのか。
アンパンマンでさえ戦っています。
悪いことすると懲らしめられるよ、と言う道徳的なオチが必要だからなのか。
でもバイキンマンはたまに、悪くもないのにアンパンチされてるときもある。
戦いナシで悪いモノにももう少し寛容、な日本アニメを期待してみます。


2018年3月6日火曜日

レンタル自転車&クルマ@路上

・・・もう時間軸がオカシイ。
1日が10分くらいで終わっているのでは・・・と本気で心配したくなる今日この頃です。
皆さまお元気にお過ごしでしょうか。

先週の今頃は一日中氷点下でした。
しかし昨日くらいから、日中は14℃くらいまで気温が上昇。
もう冬なんだか春なんだか・・・。
このままどんどん暖かくなっていって欲しいものです。

個人的には、冬のバカンス2週間が終了、からの、数字に強い主人が出張で1週間不在、と言う怒涛の3週間を乗り越え、昨日の月曜日は自分にご褒美デーと言うことにして一日中読書+ゴロゴロを自分に許しました(笑)。
そういえば、今回のバカンス中に子どもたちのフランス語クラスのお友だち家族に誘われて、ソシアルゲームカフェ なる場所に初めて足を踏み入れてきました!

(je tricheのサイトから)

ビールなぞもいただけるので、カフェと言うよりはもしかしたらバーに近いのかもしれません。この壁一面に陳列されてるのは全部ゲームなんです!
この写真では見えないんですが、天井の方にもゲームが積み上がってました!
カードゲームからボードゲーム、チェスのような駒を使う遊びまでなんでもあります!圧巻です!

子どものための場所なのかと思いきや、開店がそもそも19時ですし、来てるのはほとんどが大人。私は勝手に、あんまり人気なんてないのでは、なんて思っていたのですが開店前から列が出来るほどの人気で、あっという間に店内は満席。
それでも時間が経つにつれて、どんどん人が来るのです。満席と言うことで入れない人も多かったのですが。

みんなホントに真剣にひたすらゲームしてるんですよ!
なんか私の知らない世界を見た!

本題に入ります(笑)。
フランスでは各都市で、レンタサイクルの制度が発達しています。
ここリヨン市では、街中移動に大変便利なレンタサイクル「Vélo'V」があります!
(vélo自転車+love/笑)
リヨン市内に348ヶ所のステーションがあり、そこで自転車の貸し出し・返却ができます。およそ4000台の自転車が登録されているそうです。


1日1.5€。30分までは無料らしいので、上手にステーションからステーションへと乗り継げば無料で乗りまわせる?!のだと思います。
と宣伝しておきながら私はまだ使ったことがないので、もう少し暖かくなったら颯爽と自転車に乗ってみようかなぁ。

そして!レンタサイクルか~と思っていたら、なんと先日街中レンタカーを発見!


ブルーリーと読むのかな。
レンタル電気自動車です!


こんな感じで鎖につながれてるみたいに充電中。
レンタサイクルまではわかるけど、車もか~!とスゴイ感心しました。
確かに、特に街中に住んでる人は車を所有するのも一苦労でしょうし、それほど頻繁に使わないのだったら、それこそレンタサイクルばりにちょっと借りてすぐ返す、みたいのが出来たら便利ではありますよね。

これまたちょっと乗ってみたい、と思ったんですが、先日コレを運転している女性がもうハンドルに張り付くみたいに運転しているのを目撃し、自転車と違って慣れない車を運転するのは大変かもしれない・・・と思いなおしたところです。

せめてこの街中レンタサイクル、日本でももっと拡大したらいいのに、と思いました。
とにかく帰国するまでにこのvélo'vは乗ってから帰ります!

2018年2月13日火曜日

フランスアルアル:「歯ブラシ」

2月!
そして!
冬のバカンスが始まりました・・・。
もうフランスの小中学校休んでばっかりやん・・・とボヤくワタクシ。

今回は旅に出ないので、自治体などが催す活動に1週間くらい行ってもらおう!と思っていたのですが、我が家の子どもたちのやりたいことが見つからず、またほとんどの活動は一日中(朝8時半くらいから17時まで+給食付)で行われるため、子どもたちがそんなにビッチリは行きたくない、とのことで、結局今回も基本家で過ごすことになりました・・・。

でも頑張ってせめて2日くらいは、半日の活動に行ってもらおうと母は思っています!

そして唐突に思いついたフランスアルアルシリーズ。
サランラップと同じくらい重要な案件をどうして忘れていたのだろう!
それは「歯ブラシ」です!

2本とも未使用です!

右が日本の歯ブラシ、左がフランスのスタンダードな歯ブラシ。大人用です。
わかりますか?!そうです!巨大なんです(笑)!
日本の歯ブラシが歯を1本1本細かく磨くイメージだとすると、
フランスの歯ブラシは2, 3本ずつ一気に磨こうとする感じでしょうか。おまけにひどく硬いのです。歯肉炎?!と思ってしまうほど歯茎から血が出ます(私だけ?)。
一応山型カットにはなっているものの、歯周ポケットに毛先が入り込む感じは全くしません(笑)。

基本的には「郷に入っては郷に従う」主義の私は、たとえツラクともサランラップもフランス製を使います。
しかし!この歯ブラシだけは昔から割りとマメに自分で持ち込んでいました。
日本から来る友人がいたらすかさずお願いしたり、それでも無くなった時は、乾燥ワカメ、鰹節をお願いするついでに実家の母に頼んで一緒に送ってもらったりもしました。
それくらい重要。

今回も日本から郵送した荷物の中に、家族4人×1年間分をぬかりなく入れました。
んが、こちらのブログでも報告しました通り、なかなか荷物が到着しなかったので、やむを得ずフランス産歯ブラシを導入した次第です。
近所のスーパーだけじゃなくて、もう少し専門的なお店も覗いたんですが、やっぱりヘッド部分が大きいんですよね。
磨いていても小回りが利かず、細部にブラシが届かない気がします。

日本はこの、前回のサランラップといい、痒いところに手を届かせることに、ひっじょーにアツクなる民族なのかと思います。
まぁこのくらいでいいんじゃないの、の少ない文化と言うか。
日本へのお土産に、このフランス歯ブラシはどうでしょう?サランラップとセットで(笑)。


(最近、なるべく違う種類のチーズを試すことを心がけています。この緑色が衝撃的で思わず購入してしまいました。しかし家族には大変不評。緑はバジルの緑なのですが、青海苔の味がする、抹茶の味がするなど、ウソばっかりな感想を述べる面々。バジルだっつーの(笑)。松の実も入っていて個人的にはおいしかったです!でも名前忘れた・・・)

2018年1月29日月曜日

フランスの小学校④ 教科書その他

2月が見える!Σ(゚ロ゚」)」
私の中ではまだ1月10日くらいなのに!

・・・昨年末に買った新しい手帳にも書くことがなく(予定がなく)、「今日も一日暇だった」とか「することなかった」など一行日記と化していたのですが(笑)、
いよいよそこそこ忙しくなってきました。
予定が出来てきたのは良いことです。

小学校ネタがちょっと溜まったので、この辺でまとめてみます!

①教科書
面白いのが、フランスの小学校は教科書が配られず、教科書のコピーが配られそれをノートにどんどん貼り付けていきます。



貼り付けてあるのがわかりますでしょうか?
(ちなみに中学校では教科書を貸し出すそうです。 なので書き込み等は厳禁)
この様に教科ごとに貼り付けノートが出来上がるので、糊の消費量がハンパではありません。
日本もこの教科書コピーで貼り付けタイプにしたら、文科省もカナリの予算削減になるのではないかと思ってしまいました(笑)。

②担任の先生が休んだとき
担任の先生が体調不良でお休み、と言う日が日本に比べるとちょいちょいあるように思います。まぁ人間ですから365日元気!なのがおかしい訳で、休みがあるのは全然問題ナシです。
でもその担任の先生が休んだ日の、学校の対応が面白いのです~。

ある日ムスメ(註:日本で言うところの5年生のクラスに在籍)が学校帰り、「今日は担任の先生が風邪でお休みだった」と言いました。
じゃあ今日は一日どんな風に過ごしたのか聞きますと、オドロキの回答。
日本風ですと、代理の先生が来て授業をするかもしれないですし、もしくは自習で何か問題でも解かされるかもしれません。
こちらフランスでは、先生のお休みしたクラスの生徒(大体20人前後)を、2, 3人のグループに分けて、全部のクラスに配置するんだそうです!

つまり1年生のクラスにも5年生が2, 3人、3年のクラスにも5年生が2, 3人!
更にカルチャーショックだったのが、その際別段勉強をするわけではなく、各々絵を描いたり数独のようなゲームをしたり、自分がいるクラスの授業を聞いたり、要は静かにしてさえいれば何をしてもいいみたいなのです・・・。
でも1年生のクラスに5年生が一日中いるのってスゴイですよね!(笑)

もう1つ面白かったのが、先日、子どもたちを朝学校に送って行ったときのこと、門のところに先生が立っていらっしゃるのですが、その先生がムスコを見て「Bonjour ! ムスコ君のクラスの先生は今日風邪でお休みだから、このまま家に帰ってもいいですよ!」ってにこやかにおっしゃったのです。
いやー、連れて帰っても・・・、と思ってそのまま学校に置いてきましたが、帰ってきたムスコの話を聞くと、やはりクラスの子3人と隣のクラスに一日中いたとの答えが返ってきました。

所変われば品変わるってこのことだ、と強く思った出来事でした(笑)。
絶対に皆勤賞なんて存在しないんだろうなぁ。


2018年1月16日火曜日

Bonne Année あけましておめでとうございます!(小声で)

もう1月も半ばヒィー(((゚Д゚)))
今更感満載ですが(笑)、明けましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

歳末旅行から元旦にはリヨンに戻りまして、なんだかんだと過ごすうちにクリスマスバカンスも終了。
学校も始まり、生活も通常営業です。
なんだか祭りの後って感じで未だ気が抜けております。
・・・旅行楽しかった(笑)。

本日は、最近目にしたノエルの残骸とも言える光景を紹介します↓


ジャジャーン。
そうなのです!クリスマスツリー sapin de Noël  収集所(笑)。
最初に見たときは結構ビックリしました!
以前住んでいたグルノーブルでは見たことのなかった景色。

えー!こんな風にして捨てちゃうの?!Σ(゚д゚;)
と思ったんですが、裏へ回ると


「モミの木リサイクル」と書いてあります。
でもリサイクルといっても一体何に使うのでしょうか・・・。
と思って調べてみましたらば、どうも細かく砕いて公園などの肥料にするらしいですね。
このノエルの後のツリーは、街中に不法投棄されたりしていて、結構問題になっているようです。
指定の箇所以外に捨てたことが発覚した場合は、罰金まであるみたいです。

私が学生の頃、ホームステイをしていた家は一軒家でしたので、ノエルの後はモミの木を庭に植え替えてました。
・・・将来的にはここの家の庭はモミの森になるのであろうか・・・との心配はありましたが(笑)、ある意味エコロジーな感じがして、本物の木を使うのも素敵だと思えました。匂いも良いですしね。

しかし良く考えますと、アパート暮らし人口も多いフランス。
捨てるとなると、確かに結構な廃棄量になります。
毎年消費されるモミの木の量と、肥料その他としての有効リサイクル率(?)って釣り合いが取れてるのかなぁ。

まさに祭りの後の現実。
リアルな都市問題のひとつでした。


2018年1月1日月曜日

年の瀬旅行 Bon Réveillon ! et Bonne Année !

年の瀬旅行、帰りの電車の中です!
前回のバカンスの反省に基づき、今回のバカンスは旅行を取り入れました。
ミディ・ピレネー Midi-Pirénées の旅。初めて踏み入った地方です!
トゥールーズ Toulouseを拠点に、モワサック Moissac、アルビ Albi、カルカソンヌ Carcasson を回りました。
意図せず世界遺産巡りとなりました・・・(笑)。

ミディ・ピレネー文化圏、パリから一番遠い地方のせいか、古くから中央の王権の影響を受けず地方領主の下、独特の発達を遂げた結果が歴史や建物の随所に見受けられました。大変興味深かったです。
言語も「オック語」とフランス語が使われているようで、通りの名前を書いた標識もオック語とフランス語が併記されていました!
スペインが近いこともあり、トゥールーズでは特にスペイン語を耳にすることも多かったです。面白かった。

(写真を撮り忘れたのでwikipediaから借用
あと、何と言っても特徴的だったのがこの地方の建物でした!
近隣で石が採掘できない代わりにテラコッタ・レンガを使ったのだそうです。
その結果、街全体がレンガ色になり「バラ色の街 la ville rose」と呼ばれるようになりました。確かに↓!


また、リヨンと比べると高い建物も少なかったです。写真で見てもわかる通り、多くの建物が3階立てでオスマン風の天井の高い建物もほとんど見られません。
こうしたところにも、地方独自の発展を見ることが出来て興味深かったです。

それでは駆け足で年末旅行のまとめをしてみます。

①サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼の都市巡り
今回のフランス滞在中にいくつ行けるか?!と1人で頑張ってる目標(笑)。
このたびの年末旅行で2つクリアしました。
・トゥールーズのサン=セルナン聖堂




・モワサックのサン=ピエール修道院附属教会とその回廊


こちらはロマネスク様式の美しい建造物で、写真に写る門は12世紀のものと言われます。

この様な旧約聖書の預言者の彫刻が有名です。
こちらの回廊はロマネスク建築の回廊のうち、最も美しいものの1つと言われています。


② 中世の街、司教都市アルビ
トゥールーズ=ロートレックの生まれた街でもあります。
中世の面影の色濃く残る、なんとも素敵な街でした。
キリスト教における異端は、「カタリ派」とも「アルビ派」とも称されますが、その「アルビ派」の語源となった街でもあります。
堅牢な印象の宮殿や教会に、この街の激しい歴史の一端を垣間見ることが出来ます。






③「歴史的城塞都市カルカソンヌ」
城塞都市!
こちらもやはり城塞に立て篭もったアルビ派と、外から押し寄せたアルビジョワ十字軍との戦いの場になった、ある意味血生臭い歴史を持つ都市です。
戦いがあっただけに、お土産屋さんには騎士の甲冑、剣などがたくさん置いてあります。


↑お約束。




以上、駆け足でしたが年末旅行記でした!
それでは皆さま、良いお年を&あけましておめでとうございます!
Bon Réveillon et Bonne Année !
来年もどうぞよろしくお願いいたします♪


フランスアルアル:「人生楽しんでるなぁ~」

フランスワールドカップ優勝からの、怒涛の引越しラストスパート。 本日これから飛行機に乗ります。 やっぱり最後は何事も火事場の何とかで乗り切らねばならないものですネ。 キツイです(笑)。 本日で一年間のフランス・リヨン生活も最後となります! 大雑把に振り返ると、子どもの...